最近、DTMをやり始めている人の悩みなんかをネットで調べてみたりしたんですが「作曲のゴールがわからない」みたいな意見がチラホラありまして。
僕なりの意見を書こうかと思います。
一口に「ゴールがわかならない」と言っても作曲者のレベルによって言えることは様々なのですが、今回は初心者にフォーカスします。
作曲のゴールは自分で決める
作曲のゴールは発注された曲でない限り自分で決めるものです。まぁ自分が納得すればそれがゴールと言えなくもないですが、初心者の方が最初から納得できる作品を書けるとは到底思えません。ではゴールできないのか?違います。
1年で1曲考え抜いて直して直して作るより、1週間でやれるところまで作り、終わりにして、次の曲に取りかかる方が上達も早いし持ち曲も増えます。一度終えた曲を時間が経って直すのももちろんアリなので、そこは気軽に取り組みましょう!
ゴールが見えやすくなるコツ
まずどんな曲を作りたいのか明白にする
ジャンル・テンポ・拍子・使用楽器など
曲のサイズは長くても短くても良い
PPAPみたいに短くても成立する曲はあります30秒の曲があってもいいのです。
とにかく終わらせることを念頭に置く
自分なりに区切りをつけること。いつまでも未完成のままグズグズするのはあまり良くありません。交響曲を書くクラシックの大作曲家ではないのですから(笑)
数をこなしていけば終わりがどういうものか掴めてきます。
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構成力に自信がなかったり、曲の流れがどうしても掴みにくいという方へ
自分が好きな曲・こういう曲が作りたいと思った曲を1曲ピックアップして
曲のフォーマットを借りるのです。
例えば
イントロ8小節
Aメロ16小節
Bメロ8小節
Cメロ(サビ)16小節
アウトロ8小節
など、小節割を同じにして中身を変えるのもいい。Aメロとサビでメロディの高さがどの辺に集まっているかを参考曲から調べるのもためになります。
コード進行を拝借してメロディをオリジナルにするのもいいでしょう。
既存曲の構成を借りて、どうにかこうにかエンディングまでこぎつけるわけです。
以前この方法はブログに書いたので参照してみてください。
エンディングを先に作ってしまう
ある程度曲が出来てきたらまだ所々穴が空いていても、しっかりとエンディングを作ってしまうのも手です。
そのエンディングに向かうイメージが湧いてきて一気に書き上げることができることもあります。
あと心理的にもエンディングができると、もう終わりに近づいているぞという心境になります。
いきなりゴールが近くなりますよ。
おわりに
誰でも曲を人に聴いてもらうのは勇気がいるし不安ですが上達の早道ですので、ぜひ曲を作り終えたらネットにでも発表してみましょう。
思わぬ嬉しい反応があるかもしれませんよ。反応なくてもくじけず次の曲にトライです(笑)