久々のブログなのですが、普段仕事をしていて思っていることを一つ書きます。
どんなに、一人の作業が好きで作曲家を目指している人でもやっぱりコミュ力は必要です。
どういうことかというと、
映画監督さんでも、ゲーム制作会社でも、どんな音楽を付けたら良いかあまりクリアになっていないことも少なくないんです。
発注の文面、額面通りに作業を進めても「なんか違うんだよなぁ、別パターンももらえる?」的な流れで結局何パターンも出す羽目になり、時間も労力もはるかにギャラの釣り合いにならない・・・なんてことも。
いったんデモを上げると、初めてそこで「こうではないな」とか「少し近いけど何か違うな」とかの意見が出てするケース。
どれが正解かはわからなくても、不正解はわかる、といった担当者の場合におこるケースですね。
初めからだいたいの間違いないイメージを伝えてくれたら、無駄がはぶけるのにー!と思ってしまいます。
リファレンスの曲をもらった場合でも、その曲のどんなところをリファレンスして欲しいかに、以外にズレが生じるケースがあります。
一応最初の発注書にイメージは書いてあるものの「なんとなくモヤっとしてるな、まだ焦点が定まってないな」という印象を受ける文面だとこのケースの危険性が高いですね。
もちろん普段からいろんな音楽を聴いてたくさん引き出しを作って勘所を磨いておくのは必要なんですが、それだけでは避けれない難所にぶつかることも多々あるわけで、それをなるべく避けるにはやっぱり窓口担当者とのコミニュケーションなんですよね。
打ち合わせのときになるべく丁寧にイメージを聞き出せるかがその後の作業の軽減とクオリティに左右するのです。