今日は作曲を仕事にしてから間もない頃の失敗談をいくつかさせていただきます。
もうずいぶん時間が経ったのでお話できますが、当然当時は落ち込んでおりました。
譜面の書き方で怒られた
初めてスタジオの現場にアレンジャーとして入り、ギタリストに譜面を何曲分か渡した時のことでした。
「これじゃ読めないよ!」とギタリストの方に怒られてしまいました。
普通コードの記譜は五線の上に書くものなのですが、全部下に書いてたんですね。当たり前のように・・。全部書き直しましたがスタジオの貴重な時間を無駄にしてしまいました。
あと、ギタリストの方がカポを使うのでキーを書き直してくれと言われたのですが、そのとき移調してコード譜を書き直すのにすっごく時間がかかってしまい、結局ギタリストが自分で書き直してました。(ギターはカポタストを使うと、左手の押さえるポジションがキーを移調した方がわかりやすい)
パラデータのミスで混乱
スタジオに持ち込んだパラデータの頭が揃っていなかったトラックがあって、再生したらズレていた。これではダビングができません・・・。
これは真っ青です。
最終的にはエンジニアの方になんとか調整してもらいことなきを得ましたが、書き出したデータをもう一回DAWに並べて確認しておけばこんなことにはならなかったはず。今では考えられないですが初歩的ミスです。
最近は先にデータをネットで送ってエンジニアに確認してもらうことがほとんどなのでこんなことは起こりようがありませんが。
レコーディング日にスタジオに遅刻した
これも原始的ミスです。渋滞で30分くらい遅刻してスタジオに着いたら、歌手と事務所社長が超不機嫌にお出迎えしてくれました。思い出したくもないですね・・・。雰囲気を取り戻すのにだいぶ苦労しました。車を使うなら渋滞なんて当然見込んで出発するべきですよね。
アレンジが気に入られずに歌手と終始険悪ムード
これはもう経験が足らないので、失敗というよりは仕方ないっちゃぁ仕方のない話です。歌手の方はもっとゴージャスなアレンジを欲していたので、シンプルな最終アレンジがしょぼく感じられたんでしょうね。プロディーサーのOKは出ていたので、あとは人間力でフォローするしかなかったのですがそんな力ありませんでしたからね。
おわりに
まだまだやらかしたことはたくさんあるのですが、全部書いてたら今にも崖から飛び降りたくなりそうなのでやめておきます。
皆さんもスタジオに入る前の準備には気をつけてくださいね!僕みたいな失敗をしないように。あ、でもどんなに気をつけててもやっちゃう時はやっちゃいますから”折れない心”を持つことも大事だと思います。失敗後のフォローが肝心。