今日は、半音進行を使って一味違う曲作りを目指そうという話です。
普通のコード進行に飽きてきたり、あたり前な曲調にひとクセ加えたい時ってありますよね。そんな時のアイデアの一つに半音進行があります。
ではみていきましょう。
パターン1(基本編)
いわゆるツーファイブワンのパターンを変化させてみます。
(普通)
Ⅱ Ⅴ7 Ⅰ
Dm G7 C
を
(半音進行)
Ⅱ bⅡ7 Ⅰ
Dm Db7 C
にしてみます。いわゆるⅤを裏コード(bⅡ7)に置き換えたパターンです。
サンプル音源です。前半は普通パターン、後半は半音進行パターンです。
もう一つ
パターン2(基本編)
(普通)
Ⅰ Ⅲm Ⅱm Ⅴ
を
(半音進行)
Ⅰ (Ⅲm bⅢm) Ⅱm Ⅴ
()は1小節内に2コード
前半は普通パターン、後半は半音進行パターンです。
これはEmからDmへの行く際、経過音的にDbmを挟むパターンですが、ここではDb7よりDbmの方が個人的にはしっくりする感じがします。一気にアメリカンポップスの香りがしませんか?
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さて、もうちょっと複雑でおしゃれなパターンを紹介しましょう。
パターン3(応用編)
(普通)
Ⅰ Ⅲm Ⅵm (Ⅴm Ⅰ7) Ⅳ
C Em Am (Gm C7) F
(半音進行)
Ⅰ Ⅲm (Ⅵm bⅥ7) ( Ⅴm Ⅰ7) Ⅳ
C Em (Am Ab7) (Gm C7) F
前半は普通パターン、後半は半音進行パターンです。
ポップスでよく出てくる Ⅴm Ⅰ7 Ⅳ という進行。
キーCで言えばFに解決するツーファイブワンのV(C7)を半音進行でbⅥ7(Ab7)に置き換えたパターンです。
ちょっとデキる人の匂いを感じます。2コーラス目のサビで使えば曲の完成度がグッとあがりそうです。 最後の方のⅠ7(C7)をbⅤ7(Gb7)に置き換えてもっと複雑にしてもいいでしょいう。そこは好みで。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
コードを変えることによってメロディ作りの発想も変わってくると思いますのでマンネリ打破に一役買えるのではないでしょうか。
一工夫加えることによって楽曲が輝きを増すことは多いですが、そんな中の引き出しの一つに半音進行を加えてみてはどうでしょう。
またnoteにて記事を書いてます。