今、7月にリリース予定のとある企画アルバムの曲を毎日レコーディング中です。
全編アコースティックギターのみで構成されるので、ひたすらギター弾きまくりです。
狭い録音ブースで汗ダラダラになりながらマイクの位置にも気を使いつつ、無駄なノイズも出さないよう気をつけつつ演奏を続けるのはそれなりに集中力も必要です。
曲自体も、ほとんどレコーディングをしながら曲を作っていくという手法を取っているのでなかなかパンチの効いた脳内疲労です。
しかしながら
これが楽しくて楽しくて、苦痛には感じないのです。しかも普段の曲作りに比べると圧倒的に煮詰まることが少ないのです。
何十曲も作っているのに。いわゆる手癖で弾いているわけでもありません。
これは僕が、この分野においては競争力があり、十分マーケットで戦える強さがある証明ではないかと思うのです。
思えば、今までいろんな会社にデモを送っていますが、担当者の耳に引っかかったり、仕事につながるのはオーガニック系ギターのインスト曲が多かったりします。
他の仕事では、ロックもEDMもアニソンも作りますが、これほどにもツルッと作曲できる分野は正直ないです。
ギター演奏自体はそれなりに弾けるようになるところまではとっても苦労したし、練習もたくさんしたと思います。上達速度に関して言えば、まわりに腐るほど早く上手くなる人がいたので劣等感を感じることも少なからずありました。
なので、演奏が得意ということではなく、あくまでギター曲の作曲が好きで得意なのだということでしょう。
ぶっちゃけ演奏の上達・発展にはそれほど興味がなく、曲の面白さ・クオリティに重きをおくタイプなのです。
曲がよくなるための練習や研究はします。
このことに気づき始めたはわりと最近ですが・・・。
もし、この分野はすんなり苦労しないで出来る、とか早く仕事ができる、ような分野があったらそれは競争力において強みであることは間違いありません。
つまり仕事になる、ということなのです。仮にライバルがたくさんいたとしてもです。