今日はありきたりなイントロや間奏に飽き飽きした人に送る、コード進行アイデアTipsをお送りします。
サビのコード進行をイントロに持ってきたりとか、ありがちで当たり障りないイントロになってしまってつまらない・・などとお嘆きの方にオススメする少しアヴァンギャルドなコード進行について説明します。
ベースは同じルート音をずっと弾いてて、その上のコード(三和音)が展開していくパターンです。
通奏低音とか、ステイする、とかいろんな言い方があります。
進化するコード進行 (わかりやすく キーCで説明します)
パターン1 まずはダイアトニック感は外さない感じ
上はコードネーム 下はコード度数表示です
C Dm/C Em/C F/C
Ⅰ Ⅱm/Ⅰ Ⅲm/Ⅰ Ⅳ/Ⅰ
まぁまぁ、ありそうな感じで普通すよね。
パターン2 次はもうちょっと複雑 ダイアトニックコードから外れていきます
C D/C Eb/C F/C
Ⅰ Ⅱ/Ⅰ Ⅲb/Ⅰ Ⅳ/Ⅰ
お、少しモヤっとしてきました。(いい意味で)
パターン3 次はもうちょい緊張感を足します
C Ab/C Bb/C B/C
Ⅰ Ⅵb/Ⅰ Ⅶb/Ⅰ Ⅶ/Ⅰ
B/Cとかはなかなかのアヴァンギャルド感漂いますよね。ヤバくなってきました。
ついでに今の進行で、ベースラインに、Cの1と5だけのフレーズ繰り返しパターンをはめてみました。っぽくなってきましたね。リズムを足せばそれだけでなんか行けそうな気がします。
パターン4 ベースをフレーズ繰り返しにする
ジャズとかでよく使われるアッパーストラクチャートライアドという手法は、左手もトライアド(三和音)を弾いたりするのですが、ポップスにはちょっと刺激が強すぎるので、ここではベースのルート音だけに留めておきましょう。インストものや劇伴・映像などでの音楽では全然ありです。
この手法はベースをCにして、あとは上にトライアドを乗せてかっこよくなれば何でもありで、最後は自分の感性に委ねるのがコツです。理論などはちょっと横に置いといて自由にかっこいい組み合わせを考えましょう。
組み合わせによっては、普通のコードになってしまうのでそこは注意してください。
例えば
Eb/C これは普通のCm7です。Am/C これは普通にC6ですね。
おわりに
慣習や理論にとらわれず、自分だけの素敵なコード進行でイントロからあっと言わせちゃいましょう。ハマるとどんどん面白いアイデアが生み出せますよ。アッパーストラクチャートライアドに関する説明はウェブや書籍でたくさん見つかると思うので興味を持った方は調べてみてね!