せっかく長い時間かけて苦労して勉強して、自分は作曲家だ!と真に思えるようになったら次はやっぱり稼がないと・・と思うのが人情ですよね。
一口に音楽で稼ぐといってもその方法は本当に色々だけど、このブログは作曲をテーマにしているのでやはり作曲で今流行りの言葉”マネタイズ”していくことを考えていきます。
第一段階 キッカケ作り
以前ブログにも書きましたが一番ハードルが低いのが著作権フリー音楽サイトへの投稿、他ライブラリ音源管理会社への登録でしょうね。
しかしこれは相当な数をこなさないと”稼ぐ”という実感を得られる金額にはなりません。しかしながら、自分の音楽が必要とされた!という実感を得るには悪い方法ではないです。モチベーションは大切です!
第二段階 成長期
次の段階で、少し実力がついて人脈ができたり、制作会社と関われるようになるとコンペに参加したり、アレンジやBGM仕事をもらえたりするようになります。
だたしこれも最初のうちは、バイトなしで食べられるようになるまで結構なハードワークをこなさなければなりません。しかし名前を売ったり実力をつける上で大事なプロセスではあります。
第三段階 理想形
僕が考える理想の収入形態はやはり曲に働いてもらう(楽曲使用料・放送使用料など)ことです。
現状でも、自曲がTV・ラジオなどでよく音楽が使われることがあるので、その収入プラス・買取の作曲・アレンジやBGM制作といった収入で食べてはいけるのですが、
正直、音楽制作って機材などにとってもお金がかかりますから普通に食べていけるだけでは仕事として長続きしないんですよね。お酒は飲まなきゃいけないしw、旅行もいきたいしで・・・(作曲以外ではストイックな世界とは無縁な生き方をしております)。
ここでお話しした放送関連の使用料の良い点の一つは、収入が読みやすい点です。例えばある番組のテーマに曲が使われたとしてその番組が2年続いたとすれば、安定した収入になることがわかるので、設備投資したり、リスクを負ったチャレンジもできるのです。
長い番組なると10年続いたりしますからね。
あと、TVやラジオで自分の曲がかかるのはやはり純粋に嬉しいですよね。
そこでちょっと、収入形態別にメリット・デメリットを書いてみました。
制作費 (アレンジ・買取BGM制作など)
メリット: 現金化するまでのスパンが短い。金額が明確。
デメリット:その仕事を納品し入金が済めばそこで終わるので継続的収入にはならない。(継続したプロジェクトに関われるなど関係が築けていれば別)その後の収入には繋がらない。
印税
メリット:ヒットすれば莫大な収入になる。
デメリット:売れなければ引いちゃうほど金額がわずか・・・。相当アーティストパワーがある人への楽曲提供を除いては収入が読めない。最初の入金までのスパンが長い。
*印税とはCDの売上枚数に乗じて権利者に支払われるお金のことですが、現状の音楽業界の状況から、一部アイドルグループを除くと非常にCDの売り上げ的に厳しいと考えるので僕の場合は狙いから外しています(あくまで個人的見解)。印税よりケースによっては2次使用料の方が大きいかもしれませんね。
放送使用料 楽曲使用料
メリット:長い期間の収入になり得る。仕事が終わってからも収入は続く。
放送使用料は放送が続いていれば収入が読みやすい。
デメリット:最初の入金までのスパンが長い(1年くらいかかることも)
まとめ
僕の理想形としては将来的にも財産となりうる楽曲をどんどん書いて、放送・舞台・コンサート関連含め・いろんなシーンで曲に働いてもらことです。
そこである程度安定した収入を確保し、次のチャレンジにどんどん投資していくのです。
ただ美味しい仕事はそうそうあるものでもないので普段、営業したり、いざ勝負仕事が来た時のための抜け目ない準備をすることが大切になってきますけどね。