今日は、生バンド系の作編曲のときに、大好きな名プレーヤーになったつもりで打ち込みをしてみるという話です。
打ち込み始める前に、脳内セッションで大好きなプレーヤー・ミュージシャンに集合をかけるのです。遊び感覚なのがミソです。
脳内ミュージシャンをセッションに呼ぶ
例えば、70-80年代の洋楽の風味でやりたいときはこのセットで! とか。
ドラム ジェフポーカロ
キーボード リチャードティー
ベース チャックレイニー
脳内セッションなので年代とか。西とか東(海岸)とか考えなくていい。
僕は洋楽が好きなのでプレイヤーもあちらの人になりますがもちろん日本人でも
ドラム 林立夫
ベース 細野晴臣
キーボード 佐藤博
ギター 鈴木茂
とかいいですね。あー、楽しくなってきましたが趣味とか年代がモロ分かりですね。そしてアレンジカラーが決まってきます。でも最近の楽曲コンペには向かないかな・・。
脳内セッションなのでどんな偉い人をどういう組み合わせで呼んでもOKです。メンツが年代を飛び超えても。
音色やフレーズをできる範囲でそのプレイヤーに近づけることが肝です。ジェフポーカロならPerlのドラムセットで、とか。
しかしながら、楽しく大体で・・という感覚でやってくださいね。凝り性や完璧主義の人は「この人はこうじゃなきゃ!」とか考え始めて本来の作曲自体を進める体力がなくなってしまうので要注意です。
名プレイヤーの研究
プレイヤー一人一人に興味を持って研究すると発見がたくさんあって面白いですよ。
以前はCDでクレジットを見てプレイヤーがわかったのですが最近はCDを買わなくなったので、もっぱらグーグル先生に頼りっぱなしです。
例えば、ジェムポーカロのドラムクリニックの映像があるので、こういうビデオをみると叩き方とか参考になりますね。ハイハットのフィールとか。
各プレーヤーの特徴は好きなミュージシャンなら、なんとなくわかるけどYoutubeなどで繰り返し見て分析して打ち込みの際に活かして見ましょう。
伝説的ベーシストチャックレイニーも結構教育に力を入れていたみたいで、Youtubeでクリニックの映像が見られますので探してみてください。
もちろん時代性を考慮して今風にアップデートすることは大切です。
おわりに
最近は昔の曲ですがラムゼイルイスというピアニストの「太陽の女神」というアルバムのアレンジ・演奏が好きでアンサンブル研究中です。
自分の中で、ひと昔前に流行ったクロスオーバーというジャンルが再燃中なのですが、全然今に活かせるアレンジだと思うんだよな。
とにかく、脳内プレーヤーが増えるほどアレンジも多彩になってくるのでこの方法(遊び)はオススメですよ。