少し変わった楽器が楽曲に混じることは、それだけでもアドバンテージになります。
めちゃくちゃ珍しい楽器ならそれだけ特徴にはなりますが、ハードルが上がってしますので”少しだけ”変わってる楽器でいいのです。
ちょっと変わった楽器にトライしてみる
例えば、僕はギターが弾けるので、そこから広げてラップスティールギター、マンドリンを弾くことができます。
その道のプロ並みに上手く弾けなくてもぜんぜん良いのです。
簡単なフレーズを弾けるだけで、曲に取り入れることによって強みになるからです。
今はサンプル音源でもかなりいい音のものもありますが、生でしか出せない奏法や響きがあるので、そこはフィーチャーしたいところです。特にダイナミクスは生演奏にはかないません。
余談ですが近しい知り合いにハープ奏者がいるのですが、ピアノや歌に比べると希少価値からかギャラは格段といいそうです。
世界の全ての楽器を知ろうとする
作曲家にとって世界のいろんな楽器に対する知識(音域や特色、奏法など)を持つことは必要です。(知らなくても少なくても興味を持つ)劇伴なんかは結構、ニッチな民族楽器が使われることが多々あります。
僕もいろんな本を読んで勉強しています。全てに触れてみることは難しくても、イメージで押さえておくことはできるし、曲を聴いて、「このパートはあの国のこの楽器だな・・」と判断できるのは強みになります。
少しだけ資料を紹介しましょう。
とっかかりやすいのは、
シンコーミュージックから出ている「世界の楽器詳解図鑑」でしょうか。ハンディタイプなので、出歩いている時でも手軽にペラペラめくれます。あんまり仰々しい本は買った時の充実感はありますが、そのあと手に取らなかったりするのでサイズ感は大事です。あと、各国で楽器の呼び方が違うものが多いですが国ごとに楽器名が記されているのもありがたいです。スコアも見て勉強するときに役に立ちます。
ウェブだと 私家版 楽器辞典 というのがありますね。こちらも便利ですが紙の方がペラペラめくるのが好きなので僕の好みです。
おわりに
今回は「変わった楽器」にフォーカスして描いてみましたがいかがでしたでしょうか?そうそう、静岡県にある浜松市楽器博物館に行ったことがあるのですが、世界の楽器が3300点も展示されていて(僕の大好きなガムランの楽器も数多くある)とても楽しめました。関東圏からもわりとアクセスしやすいのでぜひ一度行ってみてください。