今日は僕自身のライフサイクルと収入パターンをわりとぶっちゃけてお話しします。
フリーとは、誰に拘束されることなく、仕事をやるもやらないも自由なので、あえて自分を縛ることも重要になってきます。僕の場合それは世の中の会社の時間の動きに沿って行動することでもあります。特に理由はないのですが、敢えて言うならばわかりやすいから。
金曜は一人飲みあるき(金曜の街の人々はウキウキしていてこっちまで楽しい)、土曜日は基本休みにしています。休みを曜日で作る方が生活リズムが作りやすいからです。
ライフサイクル
僕はどちらかというと朝方なので、6時から7時に起きて楽器練習を少しします。
その後、仕事の参考資料の音源聴いてイメージつかんだりラフ作ったり。
NHK連ドラやニュースを見ながら朝食をとり、9時には作曲を始めます。同時にブログもちょこちょこ書き始めます。
12時には昼食してテレビ見て午後はまた仕事続き。
夕方17時には、作業をやめてジムに行くか、コーヒー飲みに喫茶店に行きます。大好きな読書の時間でもあります。
19時から仕事が間に合わなければ間に合うまで仕事して、特にない時はまた楽器を弾いたりして、夕食を食べたらその日は終わりです。
結構ユルリとしてるでしょ。
でも1週間のリズムを無理なく作ることで、仕事の入れ具合とか疲れ具合も調整できるし精神的に安定します。30代前半の時はもっとががむしゃらでしたが、やっぱりがむしゃらにできる時期っていうのはそうそう長くありません。(がむしゃらに集中できる時にどこまでやれるかによって、その後のポジションも決まってくる・・・みたいなことを当時絶頂期の島田紳助さんがおっしゃってましたのを思い出します)
フリーだと仕事がない時は本当に2、3ヶ月ない時もあるし、集中する時はテンパるほど集中します。なので忙しい時はいっつもこのリズムができるかというとそうでもないのですが、自分の中で基本パターンを作っておくと何しろ生活リズムがとりやすく落ち着いて目の前の仕事に取り組めます。
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フリー作曲家の収入パターンって?
著作権使用料(楽曲使用料)
これは本当に人それぞれだと思いますが僕の場合、今は著作権使用料と制作(アレンジとか買取BGM)のギャラが半々くらいでしょうか。
その年によってバランスは変わりますが(一昨年くらいまでは著作権使用料が圧倒的割合でした。テレビの帯番組で曲が頻繁に使われていたからです)。
近年はテレビ(地上波と衛星放送など)とラジオ番組(これは今年から)で楽曲がコンスタントに使われているので3ヶ月に一度のJASRACや出版社からの収入はわりと読みやすいです(増えても減っても)。
制作費ギャラ(アレンジなど)
今はコンスタントに制作の仕事がある会社が2、3社で、あとは忘れた頃に連絡を頂けるある会社や人がちらほら(笑)。
内容は歌曲アレンジの仕事、舞台のBGMなどの仕事が不定期に少し(こちらはコンペでいつ採用されるか読みにくい)、ゲーム音楽が不定期に少し、映画の仕事が1、2年に1回。と言ったところです。1件あたりのギャラはその都度バラバラ。
音源販売(著作権フリー音源販売サイト)
あと、時間があるときはAudiostockなどの著作権フリー音源販売サイトなどに曲をアップしてます。これもちょこちょこ収入になり始めています。ただしこれは相当数こなさないとまとまった金額にするのは難しいですね。傾向と対策を練って、数を増やせば収入は少しづつでも増えていくのでこれも予想がつきやすい収入分野です。それと楽曲が売れるとメールが来るので、何かと落ち込みがちな時でも少しテンションが上がります(これ大事)
終わりに
職業音楽家で長くやっていくにはある程度収入が読める仕事も何割かは必要だと思ってるので放送音楽、著作権フリーサイトなどは僕にはうってつけかなと思ってます。
ベースとなる収入が確保出来る仕事があった上で、本当に挑戦したい映画音楽やドラマ劇伴、映像音楽、時にアーティスト活動にトライするという方法が僕には合っているようです。