今日は初心者の方にはややとっつきにくいモードについて書きます。
しかしながら難しい話はすっ飛ばして、楽しく曲に生かせるように説明します。
なのでいわゆるJAZZ理論とは厳密には違うところもあるかもしれませんが、ポップスに活かせるモードの考え方を書きますね。
モードの先には見たこともない景色が広がっているかもしれません。
モードってなんだろう
足がかりとしてドレミファソラシドの、どこを中心にメロディが回るか。というところから考えてみましょう。(教会旋法なんて言われるものですがとっつきにくいのでここでは言いません)
同じ地球上でも日本を中心にした地図と、真裏のアルゼンチンを中心とした地図では世界の見え方が全く違いますよね。
ごく簡単に言うとモードも同じと考えます。
どこを中心に音の並びを考えるかで、世界観がガラッと変わり、簡単に世界旅行ができるんです。
その中で例えば「ソ」から始まるスケールで遊んでみましょう。
いつも「ド」から見ている景色を「ソ」から見てみます。
ソから始まるスケールをミクソリディアンと言ったりしますが、自分なりに「ソ始まり」とか「ノルウェイ」とか(あとで説明します)自由に考えた方がとっつきやすいと思います。
音の並びは
ソラシドレミファ になります。(ドレミファソラシドをソから始めただけ)
この世界観を「ド」中心の世界に当てはめると
ドレミファソラ シb
になりシがフラットします。馴染みのあるドレミファソラシドに比べ最後のドに戻りたくなる感じが弱くなり違和感があります。最後の音がフラットしているからです。
これが特徴的な音になり個性が出ます。
どんな世界かというと、
ミクソリディアンを使った有名な曲
ビートルズ 「ノルウェイの森」(前半のメロディを考えます)
曲名のようにちょっと北欧っぽいですよね。
原曲はEのミクソリディアンを使ったメロディです。
Eすなわち「ミ」中心の世界に置き換えると
ミ ファ# ソ# ラ シ ド# レ
です。この音の組み合わせでメロディを作っています。
特徴は、レの音です。(「ド」中心の世界のシb)
どこを音を中心に考えるかによって雰囲気が変わりますよね。
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「何のこっちゃ」と言わないでください(笑)
ソ ラ シ ド レ ミ ファ (Gミクソリディアン)臨時記号なしでわかりやすい
も
ミ ファ# ソ# ラ シ ド# レ (Eミクソリディアン)
も
音の間隔が
です。
余談ですが、僕が理論をある個人の先生に習った時、スケールは、ドレミファと、音間隔(半音・全音)と、ローマ数字(相対的度数)のいろんな角度から覚えた方がいいと言われました。確かにその方が理解が進みました。
さて、
途中からやっぱりちょっと説明が難しくなったかもしれませんが、音の配列ゲームみたいに考えた方がわかりやすいかもしれません。
「ノルウェイの森」で考えるとコードE一発を鳴らしながら、ミ ファ# ソ# ラ シ ド# レ の上で自由に遊んでやるぜ!みたいな感じです。
おわりに
ちょっとだけでもモードの雰囲気が伝わったと思います。明日はフリジアンです。世界観はスペインに飛びます。