今日も昨日に引き続き、モードで作曲を楽しむ話です。
フリジアンでスパニッシュ風味を出そう!の巻。
歌ものでもたまーにありますが、劇伴や映像音楽では異国情緒を出したりすることは多々有ることです。そんな時、舞台がスペインだったら・・・
フリジアンの世界
前回のソの世界に続いて、今度はミを世界の中心にしてメロディを考えます。
ミ ファ ソ ラ シ ド レ です。
ちなみに昨日も話した音の間隔でいうと
になります。
ちなみに「ド」の中心の世界に当てはめる(平行移動する)と
ド レb ミb ファ ソ ラb シb
になります(もちろん音間隔は変わりません)。レミラシがフラットします。
実際弾いてみてください。それだけで異国情緒感じられますね。
ちなみに上のフリジアンスケールに「ミ」ナチュラルを足すとその名もスパニッシュスケールと言って、さらにフラメンコ的エキスが注入されます。
ド レb ミb ミ ファ ソ ラb シb
有名な曲ではどんな曲があるのでしょうか?
ジャズ寄りになりますがチックコリアの「LA FIESTA」という曲をピックアップします。
1,40 くらいまでずっと EフリジアンとEスパニッシュが使われています。
ミ ファ ソ ソ# ラ シ ド レ
1,16あたりに ソ#ラシー というスパニッシュスケールのフレーズが出てきますので聴いてみてください。
もろにスパニッシュな香りがしますね。
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フリジアンという言い方がわかりにくければ、スペイン風とか、フラメンコとか適当に名前を自分なりにつけてしまえばいいと思います。とにかく「ミ」を中心とした世界観はエキゾチックなメロディラインになります。
ピアノで、1小節づつEとFのコードを右手で繰り返し、右手でスパニッシュスケールをデタラメでもいいからしばらく引き倒してください。完全にスペインに脳内旅行できますから。
おわりに
以前紹介したワンコード進行に通じる世界観です。怖がらないでどんどん作曲に取り入れてはいかがでしょうか。