曲をのアレンジを追い込んでいる時、どうしてもパンの振り分けだけではステレオ感が出せないし空間を演出できないことってありますよね。
今日は曲のクオリティにも左右する、ステレオ感の広げ方について書きます。
ショートディレイを使う
わりと定番の方法ですが効果があります。
かけたいトラックにステレオディレイを挿して、左 11ミリセコンド、右 22ミリセコンド近辺に設定します。WETの量はパンでどちらかに寄せたいか考えながら、好みで設定します。画像は Protools付属のMod DelayⅢ を使った設定です。
僕はエレピやギター、などにこの方法をよく使います。
ステレオ調整の専用プラグインを使う
僕はWAVES S1 IMAGER をよく使います。他にもAIR STEREO Width とか色々とあります。これは、ステレオ感を広げる専門のプラグインで操作も簡単です。個別のトラックにも使用できるしマスタートラックの最終調整としてかけてもいいです。
M/S処理をする
トラックをセンターとサイドに分割してそれぞれ音量・EQなどを調整する手法です。
本来この方法はなかなか複雑で厄介なものなのですが最近は簡単にM/S処理できるプラグインが出ていますのでご紹介します。
僕が使っているのは、brainworx bx1 です。
マスタートラック、またはミックスダウン後のマスタリング時にかけます。
他にも色々M/S処理できるプラグインは出ているので調べてみてくださいね。
おわりに
気をつけなければいけないのが、やりすぎるとペラペラなミックスになったり重心がない音になってしまうので注意しましょう。