今日はなぜ曲を量産することが大事なのかという話です。
作曲のバリエーションを増やす癖がつく
同じような曲がいっぱいできてしまっても構わないのです。すぐに提出する予定がなくてもストックになりますから財産にはなります。
肝心なのはきっちり終わらすこと。1コーラスでも十分です。
「このパターンこの間も使ったな、じゃ、ここを少し変えよう!」と思うことが作曲家としての幅を広げ引き出しを増やすことになります。
どうしたら今までと違う曲が作れるかを考える癖をつけることは、そのままステップアップにつながります。そして、この曲が前もってあったからこそ、この勝負曲が生まれたんだな、ということはよくあります。
作曲手順が洗練される
量産することを考えると、どこに一番時間を割けばいいかを考えるようになるし(ポイントを押さえる勘所が身につく)、道具の扱いにもこなれてきます。テンプレートもそうだし、自分なりのショートカットみたいなものも見つけざるをえない。そうすると自分の制作スタイルがだんだん研ぎ澄まされていきます。作曲そのものに集中できる体制が知らず知らずのうちに出来上がってくるのです。
これは、ほどよく気持ちいいスパンで作曲していたのではなかなか身につかないのです。
ただ、問題意識のない量産はただの流れ作業になってしまうので気をつけて。
そしてこんな本を見つけたので速攻ポチっちゃいました。届くのが楽しみです。
「最強作家集団 堀井塾の作曲講座 2万曲書いても枯れない作曲テクニック! 」(譜例のデータをWAVとMIDIで収録したCD-R)堀井 勝美 著
おわりに
ということで、僕もサボってないでさっさと次の曲に取り掛かります。