ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

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楽譜が読めなくても作曲家になれるの?

 
 僕は音楽大学も出てないしこれと言って特別な音楽教育も受けていません。最初は譜面が大の苦手で譜面読めない病なんじゃないかと本気で疑ったほどです。そもそも譜面は読めなきゃいけないのでしょうか?今日はそんな内容です。
 結論を言うと、プロの作曲家の中には楽譜が読めない人もいます。どういうスタイルの作曲家を目指すかにより必要性の度合いは変わってくると思います。
 

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楽譜は読めるに越したことはない
 
 歌もの作曲家を目指すのであれば必要性の度合いは低いです。コンペでもし採用されてアレンジまで任されたとしても提出するのはパラデータ(一つ一つ音をバラバラに録音したデータ)とリードシート(歌のメロディとコード進行が書いてある譜面)くらいです。アレンジが他の人の場合提出したデモ以外何もやることがない場合もあります。さすがにリードシートくらいは書けないと困ることもあるでしょうがこれは難しくありません。(それでも僕は最初の頃よく間違えて苦労しました・・)
 
 これに対し劇伴系作曲になると楽譜読み書きの必要性の度合いはかなり高くなります。生楽器の録音が多くなるためです。読めなくてもプロで活躍している方も中にはいますが例外で特殊な立ち位置の方と思って良いでしょう。
  だだ歌ものだろうが劇伴だろうがゲーム音楽だろうが編曲のレベルアップという視点からも譜面読み描きはできた方がベターです。市販されてるパブリックドメイン著作権期限が切れている曲)のクラシックの楽譜や、いろんな音楽スタイルの楽譜ってアレンジのとっても良い勉強材料になるんです。その譜面からは圧倒的な情報量を得ることができるからです。
 
 前にも書きましたが特に生楽器を入れる場合は譜面の知識は必要になってきます。ギターはプロギタリストに頼むとコード譜とちょっとしたキメを書き込めばだいたい上手くやっていただけますが、ストリングスや金管セクションなんかはがっつり書かないといけません。
 
 また実際に演奏してもらわない打ち込みのみの場合でもオーケストラアレンジでは悪い響きにならないように楽譜にしながらアレンジしたりします(Siberiusなどのスコアソフトを使う)
 ある程度譜読みが出来ないと打ち込みとはいえやはりオーケストラアレンジは難しいでしょう。全く出来ないこともないのですが単調なパターン化させたものばかりになってしまう可能性が高いです。つまりクオリティ維持が難しい。
 
どうすれば少しでも読めるようになるの?でもガッツリ勉強は嫌。楽譜読めない病の2つの対処法
 
 
⑴ 単音系の楽器を始めたり習ったりするのはどうでしょう?ピアノとかギターで譜面に挑戦するのはいくつも音が重なるのでハードルが高く感じられます。トランペットやフルート、サックスなどは音は一つづつしか鳴らせないので譜面は難しい曲でなければ比較的単純ですし楽器の特徴も理解できて一石二鳥です。演奏が楽しくなれば自然と楽譜に対して抵抗がなくなりますし何しろ新しい楽器に挑戦するのは楽しいです。
 
⑵ もう一つオススメは好きな曲の簡単な楽譜を買ってきて1日4小節だけでも良いのでDTMで打ち込んでみるのです。最初の頃は大変なのでメロディだけでもいい。毎日少しづつ続けてると打ち込みスピードも速くなるし楽譜の理解スピードも上がってきます。だんだん楽に楽譜が読めてくるとちょっと複雑なオーケストラにトライしたりして次第に音楽そのものの理解力も上がってきます。
 
 
まとめ
 
 打ち込み主体の歌もの(JPOP系など)の作曲家を目指すのであればそんなに楽譜読み書きができなくても違うところで勝負できれば問題ありません。僕もまだまだ勉強中ですが劇伴系や生楽器アンサンブル編曲にトライしたい人は少しずつでも毎日楽譜に触れて楽しく楽譜を眺められるよう一緒に頑張りましょう。