ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

仕事を受けてから納品するまでの作曲プラン

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今日は作曲仕事の発注が来てから締め切りまでの作曲プラン・スケジューリングを考えたいと思います。
 
締めきりまでの日数はまちまちで結構余裕がある場合もあれば、”本気ですか?”と言いたくなるくらいタイトなケースもあります。
僕の場合はどんなにタイトでもよっぽどなことがなければ仕事は受けるようにしています。
 
さて、作曲の締め切りまでのプランです。僕の場合は次の3段階をどんな締め切り日数でもだいたい同じバランスの時間配分で進行するようにしています。しかしながらフェーズ1はすぐ決まる場合もあるし相当悩む場合もあるので、フェーズ1次第でそのあとのバランスも決まってくると言えます。
 

フェーズ1 何が要求されているか?をとことん考える

 
まず発注書の内容を吟味します。最初で道を誤るとそのあとの修正が大変になるのでここは気合いを入れて集中する部分です。
打ち合わせがある場合は不明な点・不安な点は質問し作業に取り掛かる前にできるだけ不安材料を取り除いておきます。
クライアントが何を望んでいるのかを脳がとろけるくらい考えます。
 

フェーズ2 ラフを作る

 
頭の中で2、3パターンくらいのだいたいの曲調を考えます。
何となくスケッチで打ち込んでみてもいいでしょう。
 
その中でいい感じになりそうな1曲に絞り曲のテンポ・キーなどをだいたい決めます。
同時に曲のカラー(使用楽器・音色・曲調)を決めていきます。テンポ感は特に重要な要素なので慎重に決めます。BPMだけが曲の速さを決めるものでもないのでそこも含めて考えます。
アレンジ面ではエレクトロなのか、ロックなのかオーケストレーション主体なのかによって僕の場合立ち上げるテンプレートが変わります。
そしてイントロ、エンディングなど含め曲の構成を決めます。
 
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フェーズ3 曲を詰めて仕上げる

 
ラフができたらブラッシュアップを重ねていきます。音色を差し替えたりフレーズを直したり音の積み方(低音から高音までの楽器のバランス)を直したりします。ギミック的なFXや一捻り的な工夫もこの段階で考えます。
この段階ではアレンジと一緒にミックス作業も同時進行しています。
リファレンス音源で音圧感やバランスを最終的に確認して1回目の納品です。
最後の調整段階で気を抜くと、聴き直した時に”あちゃー!”となりますので気をつきます。できれば完成した後1日置いて聴き直すことをオススメします(締め切りに余裕があればですが)
 
そして相手に聴いてもらい、修正点がある場合、相手の意図する修正点についてとことん考え、2回目の納品をします。「もっとドラムを大きく」とか「ここの音は無くして」とか簡単な修正だったらすぐにできますが、「もっと優雅に」とか「もっと誰々っぽく」とか「もっと柔らかく」などちょっと考え方によっては幅がありそうな修正に関しては悩み抜く必要も出てきますので手強いです。
 
こんな感じが仕事を受けてから納品までの流れになります。
           
おわりに
今回記したのはあくまで僕の個人的な進め方ですが、やっぱり自分なりのロードマップを決めておくと無駄に焦ったり悩んだりすることが少なくなりオススメですよ。
 
 

 

耳コピは作曲の筋トレだ!

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先日、ある指定する曲の耳コピをしてできるだけ忠実に再現し制作するという仕事がありました。
10年以上前に着メロ制作の仕事をして以来のかなり本気の耳コピをすることになりまして。
 

本気の耳コピは作曲能力の体幹を鍛える

 
お題は1分程度で民族的なものだったりオーケストレーションだったりの曲をできるだけ忠実に再現することでした。使用目的はゲーム音楽。原盤は使えないけど使用料を払える予算があるときなんかは割とあるパターンですね。
 
最初は少しなめてかかっていまして、「音を取ればいいんだろ」程度に考えていました。
着メロだったらそれでいのですが、今回はオーディオ納品で質感や雰囲気をできるだけ再現しなければOKになりません。
 
正直すっごく苦労しました。
 
音は取れるのですがストリングスの質感がどうしても近づけなかったり、複雑に絡み合っているパーカッションの数々のノリがどうしても掴めなかったり・・・
 

今ある環境でできるだけハイクオリティなものを 

 
手持ちの機材、ソフトをいじって、EQやコンプ、トランジェント系プラグインを駆使して”ノリ”を近づけたり質感を調整したりしました。MIDI編集だけで思い描く音像にはなかなか近づきません。
リバーブも曲の雰囲気を再現するのに重要な要素なのであれやこれやと試したり。
 
そして意外に苦労したのが耳コピする態勢の”耳”になるまでちょっと時間がかかったことです。
耳の態勢が整うと、後ろでなんとなくなっている楽器まで不思議と聴こえてくるものなのですがその状態になるまで少しかかってしまいました。前後の小節を聴いてフレーズの流れをある程度想像することも手助けにはなりますが。
 
色々試行錯誤を重ねなんとか納品。OKもいただき一安心。
 
結果、オレってこんなサンプル持ってたんだ!(片っ端からストリングスのサンプル聴いて確認した)とか、こんなプラグインの使い方もあったんだよな!とか色々発見、再確認できて、ギャラ以上にプラスなことがありました。
もちろんフレーズや和声・楽器のコンビネーションなどは嫌という程聴くうちに血肉になっていきます。幅は否応なく広がりますよね。今回は音楽性も好きな感じだったので疲れはしましたが楽しい仕事となりました。
 
忘れていたこの感覚!時々やらなきゃダメだなと思う次第でした。
 
 

 

 
 

音楽で食べていけるかはクオリティ管理にかかっている

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今回は音楽の仕事ができるか?ではなく音楽の仕事を長く続けていくには?に焦点を当てます。
音楽で食べていけるか(音楽の仕事を続けていけるか)は自分の仕事のクオリティ管理にかかっています。
 
ではクオリティ管理とは何でしょうか?
音楽制作業の立場で考えてみたいと思います。
 

どんな状況でも一定のラインを崩さない

それは、どんな状況でも一定のプロレベルのクオリティを絶対に保つことです。
長年曲を作っていれば、そりゃ出来不出来はあります。
過去の作品を振り返ると、正直「あちゃー(汗)」なんてこともないわけではありません。
それでもその時々のベストを尽くして一定のレベルはクリアしていると思っています。ちなみに10年前と今では”一定のレベル”の分岐点は上がっています。
これで"OK"と思えるクオリティは年々あげなければいけないということです。
10年前と今でその分岐点が一緒では困るしもしそうなら、もうこの仕事はできていないと思いますしね。
 
 
自分の中での仕事を受けた時のチェック項目はだいたい次のような感じです。
 

発注内容を十分把握できているか?意図をつかめているか?

とにかく発注内容を読み込み取引相手の性質なども考えながら概要をつかみます。

いろんな方向性を模索しているか?一つの方向性でごり押ししようとしてないか?

締め切りがタイトだとパッと思いついたパターンで突き進もうとしがちですが、そこは我慢してもう一案くらい角度を変えて考える。

飽きさせない工夫がなされているか?繰り返しに頼ってないか?

つまらないリピートになってないか?のチェック。繰り返しが悪いわけではないんだけど陳腐になっていないかを考える。

ミックスなど最終段階の仕事でバランスを崩してないか?

慌ててるとバランスで失敗するので少し時間を置いてから仕上げに取り掛かります。

などなどです。
 
アレンジなどの音色や、音楽的な間違いなどは、いちいち考えなくてもある程度できているようにしておかないといけないのでここでは取り上げません。
 
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ちなみに普段のライフワークの中でのチェック項目としては

・最新の音楽を聴いているか?

・最新の機材やソフトの情報はチェックしているか?

・常に効率的に作曲できるようテンプレートなどのアップデートをしているか?

 
などです。
 
 
 おわりに
これらって意識していないとついついおろそかにしてしまって、あっという間に古くつまらない曲を平気で作っているなんてことにもなりかねないんです。
今回は自戒の念も含めちょっとピリっとする内容になってしまいましたが正直に自分へのチェック機能について書いてみました。だいたい仕事がうまくいっているときほどチェックが甘くなり後々痛い目を見ることがあるようです。(経験者談)
 

 

 

 
 
 
 
 

プロにとって必要な能力とは?

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プロにとって必要な能力とは?
それはズバリ、"発注者の期待に応える能力"だと僕は考えます。
ここではフリーの作曲家の立場で書きますね。
 

"発注者の期待に応える能力"って一体何なんだろう?

 
それは作曲家の場合、クオリティの高い曲を作れる能力と、発注者のニーズをできるだけ的確につかめる能力だと考えます。これは歌ものコンペ、劇伴、ゲーム音楽、CM音楽全てに共通していることだと思います。
 

クオリティの高い曲を作れる能力

音楽理論だったり経験だったり、機材の知識だったり、音楽センスが関係してきます。主に技能系のものですね。
 

発注者のニーズをできるだけ的確につかめる能力

こちらはコミュニケーション

 

能力だったり、音楽に限らない幅広い知識だったり、やはり経験だったりします。
 
ところで、
以外と簡単に"発注者の期待に応える能力"はなんなのかを知る方法があります。
 

それは自分が発注者側になることです

 
作曲者だったら知り合いにギターやベース、弦楽器などの演奏を依頼してみるのもいいでしょう。
また自分の曲をあえて他の人にアレンジしてもらうのもいいかもしれません。
大切なのはギャラを払い仕事として受けてもらうことです。
そこで発注者の期待に応えなければいけないという責任が仕事の受け手に発生します。
 
そしてその結果、発注者であるあなたは満足感を味わうか不満を募らせるか、何か物足りなさを感じるか、いずれにせよ、仕事の成果物が上がった時に何かを感じるはずです。
 
そこで、”なぜそう感じたか?”をじっくり考えることで"発注者の期待に応える能力"とは何なんだろう?ということの答えに一歩近づけるのです。なぜあの人はこうしてくれなかったんだろう、とか。もう少し丁寧にやってほしかったなぁとかの不満。
発注者としては、うまく意図が伝わっていなかったのか、とか言葉が足らなかったのか、とか、単に案件について軽く思われているだけなのか、とかいろいろ考えます。
逆に良い例として、ここまでしてくれるなんて感動モノ!あの人に頼んで良かった。というプラスの気持ちにも気づけます。
 
もちろん、仕事を受ける側としては”感動モノ”を目指せばいいわけですがそんな簡単にはいきません。
そこに到達するために、理論を学んだりいっぱい曲を聴いたり楽器を練習したり最新の情報を怠らずに仕入れたりするわけですね。
そしていざ自分が仕事を受けた時には、自分が発注者側に立った時の気持ちを思い出して一生懸命相手に喜んでもらえるように知恵をしぼるわけです。
ただすでに述べたように”感動もの”を目指すのには技能系の能力だけではダメです。
 
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発注者って音楽に詳しい人とは限りません

いわゆる専門用語が通じなかったり音楽の話がうまくできなかったりします。
そんな場面では、こちら側(作曲者)がいろいろ相手の本音を引き出すような問いけけをしなければいけないかもしれません。
「楽しい感じ」「悲しい感じ」から始まり、90年代のあのヒット曲のサビの感じ、、とか、できれば相手と共通項があるところから探りを入れるていかないといつまでたっても発注内容がぼんやりしたままの時だってあります。
結局やり直しで苦労するのは作曲家なので作業に入る前にできるだけ不安要素を取り除いておくのも大事な仕事です。
このやりとりって、けっこう骨が折れる作業ですがとっても大事な行程なので、ここでのコミュニケーション能力の発揮具合によって、今後仕事を続けて受注できるかに左右すると思うんです。
 
 
おわりに
結局言いたかったのは技能系を磨くだけでは足らなくて、相手の意図するところをできるだけ正確に掴む能力・センスがプロには必要なんだなぁということでした。
僕は以前サラリーマンで営業職をやっていたのですがどうも性格に合わずやめました。
相変わらず営業は苦手なのですが、4年くらい営業で会社員をやっていたおかげでコミュニケーション能力自体は少しだけ自信があります。
なんでも無駄にならないってこのことなのかなぁ、と思う次第です。
 

 

 
 
 

DAW時代にあえてMTRを使うメリットとは?

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 昨今曲作りといえばPCを使ってDAWで製作するのが当たり前の時代ですが
そこをあえてMTR(マルチトラックレコーダー)を使ってデモを作ることの良さについて書こうと思います。
 

そもそもMTRって?

MTRはマルチトラックレコーダーのことで、簡単にいうと多重録音できる録音機器です。DAWと違うのはPCのソフトではなくて独立したハードであること。
インプット/アウトプットがあってマイクや楽器を直接繋いで複数あるそれぞれのトラックに録音できます。
昔僕が中学生の頃使っていたのはカセットMTRと言ってメタルテープをメディアとした多重録音機器でした。4トラックしかなかったのでリズムとギターと歌を入れたらいっぱい。ピンポンダビングという技もありましたがどんどん音を重ねるうちに劣化してモコモコっとしたミックスが印象的でした。
今はそんなことなくて、ハードディスクやフラッシュメモリをメディアにしたものが主流です。
 

MTRのメリットは主に2つ

・起動が早い スイッチ入れてすぐ録音
・動作が安定 固まることやもたつくことがほとんどなくストレスが少ない。
 
ゆえにアイデアが浮かんだらすぐにそれなりの音で記憶できる。
iPhonでもアイデアは記憶できるけど多重録音はまだ難ありで、それに対しMTRはコーラスパターンや楽器のリフなど数トラックの音が浮かんだ時にそのまとまったアイデアをスピーディーに形にできます。
それこそがDAW時代においてのMTRの最大のメリットではないでしょうか。
 
今は安価で性能の良いMTRがたくさん出ています。
ちなみに僕が使っているのはZOOMのR8という8トラックまで多重録音できる機種です。マイクも内蔵されているのでデモだったら別途マイクを繋げなくても十分だと思っているし、PCへのデータ移送もUSBケーブルで簡単にできます。
 
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とにかく曲の空気感を詰め込む

 
 僕の場合、やはり完パケProtoolsで行いますが、初期衝動の発想記録やざっくりとした構成でのデモは断然MTRの方がやりやすいです。特にコーラスのアイデアですかね。
サビのコーラス3声のリフから曲を作り始める時も結構ありますから。
そして乗り始めると細かいことを気にせずにどんどん音を重ねていきます。ガンガン!パンチインも利用して。
このスピード感がいいのです。
波形編集まではできないし、基本的にコピペもできないので2コーラス目も全て弾いたり歌ったりしなければなりません。その代わり、2コーラス目のAメロは少し弾き方を変えてみよう、とかコードをちょっとだけ変えてみよう、という発想が出やすいのでデモ段階から曲の強度が高まる気がします。
 
楽器が弾けない人にはこのような使い方はちょっと難しいかもしれないですが
あくまでもプリプロプリプロなのでうまく弾く必要はないわけです。脳内に浮かんだ曲の空気感を一気にMTRに叩き込むつもりで取り組めばいいのです。
僕もテンポがよれていたり、仮歌やコーラスのピッチがずれていたりするのは全く気にしないでどんどん先に進んで録音してしまいます。とにかく雰囲気重視で。
細かいことは後でProtoolsで行えばいいわけで、瞬間に浮かんだ手放したくないアイデアを3、4パート込み込みで記憶させるのにはこれ以上ないくらい便利なわけです。
コーラスとかギターのリフが一気に浮かぶことが僕の場合結構あるので悪れないうちにガツンと録音できるのは何より嬉しい!
 
そんなわけでDAW時代にあえてのMTR活用、オススメですよ!
 

 

 
 

ProtoolsユーザーでもVSTを諦めない! サウンドの幅が広がる方法

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 Protoolsユーザの方で、「おっ。この無料プラグイン良さげ!ダウンロードしようかな」って思ったらVSTのみの対応でがっかりしたことあるんじゃないでしょうか。前回のブログでご紹介したRolandCloudもAAXには対応していないためそのままでは使えませんでした。
前回記事以下。
 
 ProtoolsはAAXというプラグインの規格を採用しているため、VSTAUのみ対応のプラグインってそのままだと使えないですよね。だからって使いたいなぁと思ったプラグインを諦めるのはなんとも残念。
 protoolsVSTプラグインを使う方法は何通りかあると思うんですが、僕が便利だなと思った方法は「Blue Cat's PatchWork」というソフトを使う方法です。
 
 
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Blue Cat's PatchWorkってどんなソフト?

もともとこのプラグインは並列で8個のバーチャルインストゥルメントをソフト内でミックスしたり直列に違うプラグインをつなげたりできるものなのですが、僕の使い方はいたって簡単で、ProtoolsVSTを使いためという1点に今の所絞っています。
紹介ビデオをご覧ください。大体のイメージがつかめますから。
 
 
一つPatcWorkを立ち上げることによってそのソフト内で最大8つのVSTインスツルメントを立ち上げることができます。
また、元々の使い方で言えば、様々なプラグイン同士を組み合わせることによって全く新しいサウンドを作り出すこともできるわけです。
価格は税込み12500円です。まぁ比較的ゲットしやすい価格ではないでしょうか。
 他にもVienna Ensemblepro6の最新版を使えばProtoolsでもVST等を使うことができます。こちらはちょい高めの38448円。
 
おわりに
Protoolsユーザーの皆さん、遠慮なくじゃんじゃんこれでVSTインスツルメントを使っちゃいましょう!サウンドの幅がグーンと広がりますよ。
 

 

 
 

Rolandのシンセ使い放題サービスに加入してみて思ったこと♪

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 突然ですがRoland cloudというRolandのソフトシンセを使い放題のサブスクリプション(登録制)サービスをご存知だろうか?
 
今年に入ってボリュームのあるゲーム音楽の仕事が入り、ある程度のレトロ感が要求されたので、手持ちの音源だけでは心もとなくRoland Cloudに申し込んだわけです。
 
 
 
紹介動画もあります

その概要は?

 JUPITER やJUNO など歴代のRolandの名機から、最近のSYSTEM8まで幅広くソフトあシンセが揃っています。1985年から1990年まで時代ごとに区分けされたシンセのAntholigyというシリーズはなかなか魅力的です。今の所、シンセほか音源が23種類使い放題。今までEastWestなどのオーケストレーション系、生音系のサブスクリプションは使っていたけどシンセに特化したサービスは今回初めてで新鮮です。
 
アメリカのRolandが運営しているらしく全て英語のサイトから手続きを行わなくてはいけません。しかし特に難しいところはないので英語が達者じゃなくても問題なくクリアできるレベルなのでご安心を。
 
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コスト面は?

 
料金ですが一月$17.95 (現在為替でで1992円)、年間契約で$215.40(現在為替で23915円)
最初の一月は無料なので、色々試して加入して続けるか判断するには充分な時間があります。
 
高いと見るか安いと見るかは人それぞれだと思いますが僕的にはまぁまぁお得な印象です。今後のアップデートにも期待したいところ。
 

使用感は?

 
 ゲーム音楽とかだと、あえてチープ感やレトロ感が要求されることもあるのでこういうサービスは重宝します。JVやSC-88(懐かしいですね!)などは使い方によってとっても良い仕事をしてくれます。もちろんSYSTEM8などの最近のシンセは伝統を引き継ぎつつ最新のサウンドが楽しめますし使い方は幅広いです。
最近はやりのAOR系サウンドやシティーポップ系サウンドに隠し味的に使うのもとっても面白いと思います。
 ただ僕は普段Protoolsを使っているためAAXに対応していないRolandCloudのソフトシンセはそのままでは使うことができません。そこで「Blue cat's PATCHWORK」というソフトを立ち上げてその中でVSTを使ってます。
このソフトはまたとっても便利なのですが次の機会にでも紹介したいと思います。
 
 
 おわりに
時代感が出ていてそのまま使うのは怖い音色もたくさんありますが、いろんなところでエッセンスとしてRolandCloudのシンセ群を取り入れるのは他人と差をつける上でとってもアリだなと感じました。リアルさ・現代感とチープさ(程よい古さ)の中間を取れるというか・・。
re_FXや最近のEDM系の音源みたいに現代的な音がプリセットのまますぐ使えるかというと、あまりそっち系でないので使い方にセンスが問われるところはあるがそのぶん音に差をつけやすいというか個性を出すやすいサービスであるとは思います。