ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

永久保存版と言っていい今月号(2017.12)のサンレコ

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 今週のサウンド&レコーディングマガジン(リットーミュージック)「名匠の秘技」という特集での、11人の一流エンジニアのインタビューとテクニック解説は作曲編曲やっている人にも絶対参考になるので読んだ方がいいです。
 
その名匠たちとは・・・
 
内沼映二さん
吉田保さん
鈴木智雄さん
寺田康彦さん
山内"Dr”隆義さん
飯尾芳史さん
鎌田岳彦さん
森本浩二さん
松本靖雄さん
高山徹さん
 
という錚々たるメンバーのインタビュー記事は相当読み応えがあります。
音に対する考え方・良い音に向かう方法は本当に人それぞれで、いろいろな正解があるぶん難しい世界ですが、一流の方々の経験や考え方を
垣間見ることによって少しは自分なりの正解に近づけるんだと思います。テクニックはかなり具体的に解説されていてすぐ真似できるものばかりです。
 
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僕が個人的に、参考になって共感できたのは(偉そうですが・・)寺田康彦さんと高山徹さんかな。
 
寺田さんの、現場でのミュージシャンとのコミニュケーションの取り方、時には緊張感、一緒に成長していこうという姿勢。
高山さんの”時には自分の考えと逆のこと・・・絶対にこうじゃないだろうと考えたことをあえてあえてやってみる”という発想がスピッツコーネリアスのサウンドを作っているんだなと思うと胸が熱くなります。まず自分の考えの逆ってなんだろう?というところから始めなきゃいけないけどそこが新鮮。
 
 
しばらくサンレコ買ってないなぁという方も今月号が買って損はないですよ!
 

 

 
 
 
 

フリーの作曲家で生きていくため知っておくこと

 

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 とてもリアルな話になりますが、今回はフリーで生きていくためには生活費以外にも様々なお金がかかるという話です。
 

ではどんなお金がかかってくるのでしょう?

 まずフリーで生きていくために最低限かかる費用についてあげていきます。
国民健康保険は市町村がやっているものや、様々な業界団体の保険組合がある。ちなみに僕は芸能人保険組合に加入。作曲家は加入可能です。市町村の組合と若干料金は変わってきます。問い合わせると計算してくれます。ちなみに40歳からは国民健康保険介護保険が加わります。年金も今後さらに高くなる可能性もあります。
所得税( 作曲家は事業税はかからない)
●年間売り上げが1000万円を超えたら消費税の納税が発生します。
 

音楽制作特有の費用

作曲を職業とする場合、通常の生活費のほか機材費用がかなりかかります。
 
●PC、ほか機材のメンテナンス、ソフト代
PCも何年かに一度は買い替えが必要だし、ソフトも最近はサブスクリプション形式(買取ではなくて登録料を決められた期間で支払う)のものが増えているので考慮しなければなりません。音源も全く買い足さないわけにはいかないでしょう。
●歌ものコンペに提出する際は仮歌のギャラ  バカになりません。
●電気代  通常の家庭よりはかなりかかります。
 
これらの必ず発生する費用をざっくりとでも良いので計算しながら見通しをつける必要があります。
 
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考えかたとして

 まず月収で考えるのは無理があります。給料が支払われるわけではないし、当然一年を通して波があるからです。大きなスパンで考えることをオススメします。
暇なときにバイトするのはぜんぜんアリです。
副業作曲家の方が上手くいくことも沢山ありますし、その方が好きな音楽だけに関わりを持つことも可能です。
 
おわりに
 漠然とした不安をいつまでも抱え込むより、数字にしてクリアにする事で取り除ける不安もあるので一度できるところまででいいので試算してみると気持ちが楽になりますよ。。
   

【アレンジ苦手意識克服法】4小節耳コピのススメ

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 なかなか作曲・アレンジ・DTM全般が上達しない人へは4小節耳コピをオススメします。
 
 どういうことかというと、「こういう曲が作りたいなぁ」と思った曲をDAWに貼り付け徹底的にコピーするのです。フルコーラスのコピーをしようとすると余程根性がない限りは挫折します。
そこで4小節だけ抜き取るのです。
 

4小節徹底コピー

 なぜ4小節かというと、リズムのグルーブや主要楽器のパターンがわかる最小単位だからです。もちろん8小節でも良いのですが、ここで大事なのは完コピなので出来るだけ心が折れない程度のサイズが大事なのです。
 
コピーするための重要な点を3つあげます。

手持ちの機材でなんとかする

 大事なのは”手持ちの機材でなんとかする”です。
完コピとは言っても使用している機材はやはり素人と違うのでなかなか難しいと思いますが、そこは知恵を駆使してなんとか同じに聴こえるよう工夫するのです。この工夫が大事です。ここで工夫する癖をつけないと後々オリジナリティも出しにくくなってしまいます。
 
 耳コピは、耳が慣れるまで細部は聴き取れないものですが、何回もやっていると耳が対応してきてバックで小さくなっているシンセまで不思議と聴こえてくるようになります。
 
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4小節の部分だけ聴いててもダメ

あと、4小節だけコピーするにしてもその箇所だけ繰り返し聴いててもダメです。
曲を通して聴いてみて初めて、後ろで鳴っている音が見えてきます。例えばAメロでずっとなっているシンセパッドのコード弾きが、実際には他の楽器に埋もれて聴こえにくいけどサビでも鳴っているとか。抜き取った4小節だけ聴いてたのではわからない楽器が他の箇所を聴くことにより見えてくるのです。
 

聴こえづらい音はEQを駆使する

EQを使って聴こえにくいベースのフレーズを低音をブーストして聴こえやすくしたり、中高域をあげてシンセフレーズを解析したりします。聴きとるのにも工夫が大事です。
 
 
そのようにして、たくさんの曲をコピーすると自分の好みの音色やフレーズがわかってくるので自分の曲にも応用できるでしょう。
慣れてきたらコピーの範囲を広げて8小節にしたり16小節にしたりしましょう。

 

 
 
おわりに
僕自身、一番アレンジ能力がついたのが振り返ってみると、着メロのバイトをしていた時期だったと思います。何しろいろんなジャンルの曲をサビだけ抜き出し、何十、何百曲とコピーしたことか。あれがなかったら今でもロクにアレンジできていなかっただろうなぁ。大変だったけど役になったバイトでした。
 

 

 

アレンジやミックスがうまくいかず素人くさくなってしまう人へ

 

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最初は誰でも打ち込みがうまくいかなくてテレビから流れてくるような曲やCDの曲とは程遠いしょぼい仕上がりになってしまうものです。人によって原因は様々でしょうが、音色が安っぽいのとミックスがしょぼいことが大きな原因の一つでしょう。
 
ここで一つ足がかりをお教えします。
 

コンストラクションキットで研究してみる

 コンストラクションキットとは、市販のサンプル音源の中で、ドラム・ベース・パーカッション・シンセなどそれぞれの楽器ループがパラデータでパッキングされていて全て同時にトラック再生するとばっちりカッコいい完成された曲ループになるよう構成されているキットのことです。
サンプル音源販売サイトで有料で売られているものもあれば、無料で配布されているものも沢山あります。ぜひググってみてください。
そのコンストラクションキットの各トラックを個別にならしたり、一部ソロにしたりミュートしたりしながら再生し、曲ループがどんな風に構築されているのか調べてみるのです。プロがきっちり作っているトラックなので、楽器同士のバランスや役割がしっかりしていてとても参考になるはずです。
キットのうわものだけ自分のオリジナルに変更して曲を作ってみるのも面白いです。一から自分で作るより確実にクオリティは高く感じるはずです。
あとはステムミックスを手に入れて帯域別にどんな楽器が鳴っているのかを把握してみましょう。ステムミックスとは、例えば、リズムパート、歌パート、シンセパートのように大まかに分類してミックスされているもので、4トラックくらいで全てのパートが鳴るようにできているデータです。
たまに、雑誌の付録CDとかに入っていることがあります。
 
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着目するところ

 

各楽器の音色の質感

ただプリセットで使っている音色でしょうか?何かプラスαが加わってないですか?何が違うか自分なりに分析してみましょう。
 

音同士の噛み合わせ 

キックのパターンとベースの位置関係や、音の隙間作りのセンスなど、盗めるところは盗みましょう。
 

縦と横の関係

縦は楽器の重ね方 横はフレーズの展開、リズムパターンなどなどよく聴いてみましょう。
 
しばらくいろいろなジャンルのコンストラクションキットを使って研究しながら、少しずつオリジナル部分を増やしていき、いつの間にか胸を張ってオリジナル曲です!と言えるところまで行けばしめたものです。
 ミックスに関しては、コンストラクションキットを使えばある程度バランスのとれた抜けのある音になるので、全部自分で作るよりしょぼいミックスにはならないはずです。
この方法を繰り返しているうちにミックスの感覚もつかめてくるので、アレンジと同時進行でミックスもまともなものになっていくと思いますよ。
 
 
 
おわりに
よくできたアレンジの一部を拝借することは自分のアレンジ上達にもとっても役立つと思いますよ。
 

 

 
 
 
 
 

【DTM初心者】曲作りのゴールが見えないという人へ

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 最近、DTMをやり始めている人の悩みなんかをネットで調べてみたりしたんですが「作曲のゴールがわからない」みたいな意見がチラホラありまして。
僕なりの意見を書こうかと思います。
 一口に「ゴールがわかならない」と言っても作曲者のレベルによって言えることは様々なのですが、今回は初心者にフォーカスします。
 

作曲のゴールは自分で決める

  作曲のゴールは発注された曲でない限り自分で決めるものです。まぁ自分が納得すればそれがゴールと言えなくもないですが、初心者の方が最初から納得できる作品を書けるとは到底思えません。ではゴールできないのか?違います。
 1年で1曲考え抜いて直して直して作るより、1週間でやれるところまで作り、終わりにして、次の曲に取りかかる方が上達も早いし持ち曲も増えます。一度終えた曲を時間が経って直すのももちろんアリなので、そこは気軽に取り組みましょう!
 

ゴールが見えやすくなるコツ

 

まずどんな曲を作りたいのか明白にする

ジャンル・テンポ・拍子・使用楽器など
 

曲のサイズは長くても短くても良い

PPAPみたいに短くても成立する曲はあります30秒の曲があってもいいのです。
 

とにかく終わらせることを念頭に置く

自分なりに区切りをつけること。いつまでも未完成のままグズグズするのはあまり良くありません。交響曲を書くクラシックの大作曲家ではないのですから(笑)
数をこなしていけば終わりがどういうものか掴めてきます。
 
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構成力に自信がなかったり、曲の流れがどうしても掴みにくいという方へ

 
自分が好きな曲・こういう曲が作りたいと思った曲を1曲ピックアップして
曲のフォーマットを借りるのです。
例えば
 
イントロ8小節
Aメロ16小節
Bメロ8小節
Cメロ(サビ)16小節
アウトロ8小節
 
など、小節割を同じにして中身を変えるのもいい。Aメロとサビでメロディの高さがどの辺に集まっているかを参考曲から調べるのもためになります。
コード進行を拝借してメロディをオリジナルにするのもいいでしょう。
既存曲の構成を借りて、どうにかこうにかエンディングまでこぎつけるわけです。
以前この方法はブログに書いたので参照してみてください。
 

エンディングを先に作ってしまう

ある程度曲が出来てきたらまだ所々穴が空いていても、しっかりとエンディングを作ってしまうのも手です。
そのエンディングに向かうイメージが湧いてきて一気に書き上げることができることもあります。
あと心理的にもエンディングができると、もう終わりに近づいているぞという心境になります。
いきなりゴールが近くなりますよ。
 
 
おわりに
誰でも曲を人に聴いてもらうのは勇気がいるし不安ですが上達の早道ですので、ぜひ曲を作り終えたらネットにでも発表してみましょう。
思わぬ嬉しい反応があるかもしれませんよ。反応なくてもくじけず次の曲にトライです(笑)
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【DTM初心者】今から作曲始める人のDTM機材の揃え方考え方

 

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 今日はこれから作曲を始めたい(ワクワク)ひとが最初に何を揃えたら良いのかを僕なりにお話ししますね。
 
まず、
 
最初からに高価な機材を一気に揃えたりするのは良くありません。
必要最小限のセットから少しずつ買い足していくのが良いでしょう。必ずしも最初に買ったものが自分に合っているとは限らないので、初心者の方は少しずつグレードの下のものから試し試し使い、買い換えたりしながら自分の実力に合わせてグレードアップしていったほうが良いでしょう。
 

まず最初に揃えるもの

さぁこれからDTMやるぞ!という人はまず下記の4つを揃えると良いでしょう。
 

そこそこのスペックのパソコン(できればメモリは最初から多めに)

 PCは気安く買い替えられるものでないのでここは平均以上のスペックにはしたいところです。僕はMACを使っていますがWindowsでもいいと思います、普段自分が使い慣れているものを。

 

シーケンサー(代表的なものでcubaseprotools 、LOGIC、Studio oneなど)

 音を出す司令塔のようなソフトです。これで作曲の全てを構築すると言っても良いでしょう。
 

midiキーボード

 音の入力装置。今はだいたいUSBでPCと接続します。
 

オーディオインターフェース

 リアルの音の信号(アナログ)をデジタルに変換してPCに入力したり、逆にデジタルの信号をリアルの音に信号(アナログ)に変換する装置。
 音のクオリティを左右するとっても大事な機械です。と言っても最初からそんなに高いものを買う必要はありません。
 
以上が最小単位で、歌を入れたり生楽器を録音したい人はプラスでマイクを1本揃えると良いでしょう。SHURE57、SHURE58あたり1本あると便利だと思います。
 
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人気のあるもの・大勢の使っているものを選ぶ

 
 最初は出来るだけ多くの人が使っているもの(つまり売れているもの)を選ぶのが得策です。
なぜなら・・・
最初はわからないことだらけでいちいち躓きまくると思いますので、出来るだけネットにたくさんの情報があった方がいいからです。
 
 初心者の問題の場合、ググればかなりの確率で解決できるでしょう。最初は音云々よりも、できるだけスムーズにいろいろなことが進められて、問題解決が早くできることが重要なのです。でないと心が折れてしまいますからね。
 
 上記のリストに音源ソフトは挙げてませんが、今はシーケンスソフトにだいだい基本的なものが入ってますので最初はあるものでとことん使い倒してみるのが良いと思います。でないと、音源ソフトは無限にあるのであれもこれも欲しくなりキリがなくなります。
何が自分に合っていて必要なのかを見極められる力をつけるためにも、ありものでとことん作曲してみましょう。
 
 自分がどんな音楽が作りたいかが明白になってからでも買い足すのは遅くありません。ある程度のレベルまで行かないと本当に欲しいもの必要なものはわからないものなのでその時のためにお金はとっておきましょう。
 
おわりに
 
 もしprotoolsにデフォルトで入っているものだけで1曲作れと言われたら、商業レベルのものを作る自信あります。そのくらい最初の付属品も質の良いものが多いですよ。何かを始めるってとってもワクワクしますよね。低予算でもDTMはすぐ始められますのでじゃんじゃんトライしてみてください。
 

 

 

【DTM初心者】これからDTMでストリングスの打ち込みを始めるための4つのポイント

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今日は、DTM初心者がストリングスの打ち込みを始めるためのポイントをまとめてみました。
 

1  音色(奏法)を理解して使い分ける

レガート 
スタッカート
ピチカート
 
最初はこの3つで十分 です。
ストリングスの音色選びのポイントとして、人数感も大事で、曲にあった人数感の音色を選びましょう。ハリウッド系の壮大なストリングスと室内楽っぽいポップスのストリングスでは随分音色が変わってきます。
僕の場合、人数多めはeastwestのHollywood Stringsを使うことが多いし、少なめではLASS2.5を使うことが多いです。何を使うかは好みの問題なのでもしソフトを買う場合はYouTubeなどで確認しましょう。
 

2  各パートの役割をざっくり把握

バイオリン1  トップノートや独立したメロディ
バイオリン2  バイオリン1を支える。ユニゾンも多い。1とのハモリも多い。
ビオラ     中域のハーモニーを支える。
チェロ     低音部 中低域ハーモニー。
コントラバス  低音部 ルート弾き ポップスのオケ中では使わないことが多い。
 
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3  ボリュームを描く 強弱表現をつける

エクスプレッションでダイナミクスを表現することが多いです。ソフトによってはモジュレーションで強弱をつけられるソフトもあります。ストリングスらしさを出すためには極めて重要なポイントなのです。
 

この辺の内容は過去のこの記事を参考にしてください。 

www.nutmeg.today

 

または下記動画もよろしければ見てください。

4 ハモリは6度が綺麗

ハモリで手っ取り早いのは3度だけど、上部をオクターブ下げると6度になり、音の間隔が少しできて綺麗に響くことが多いです。もちろん他の楽器がどう鳴っているか兼ね合いを見ながら。ゴチャッと4声とか鳴らすより、バイオリン、ビオラで6度でハモって、チェロでルート弾き、というパターンが単純だけど綺麗にはまったりしますよ。
 
おわりに
 
最初に把握すべきポイントはこんなところだと思います。慣れてきたら、アーティキレーション(奏法など)のバリエーションを増やしたり、奏法別にソフトを使い分けたりと詰めていきます。いくら極めようとしてもなかなか奥深い世界ですが一つ一つクリアしていけば大丈夫です。