ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

世界で稼ぐ・・・世界中のロイヤリティフリーサイト

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 今までこのブログでも時々書いてきましたが、世界にはたくさんのロイヤリティフリー音源販売サイトがあります。世界中の番組制作者、映像制作者、プロデューサーがこういったサイトで音楽を探しています。
作曲家にとっては世界進出と言ったら大げさですが、足掛かりとして世界中のサイトに登録してみるのも面白いかもしれませんよ。サイトによっては、エクスクルーシブと言って他のサイトに登録した曲は登録しないでください、というところもあるので気をつけてくださいね。
 
ということで、今回は日本を含めて5つの大規模なサイトを紹介します。
作家として登録して音楽を売るのもいいし、レベルの高い海外サイトの音源をジャンル別・用途別に聴きまくって自分の音楽に落とし込むのもアリだと思います。
やっぱり海外サイトの方が残念ながらクオリティは高いものが多いです。
 
では見ていきましょう。
 

日本

Audiostock
日本の最大手の一つ
登録数78000点
比較的参入しやすい。当然日本語なので安心。
サイト側がいろいろ情報をくれるので傾向と対策が立てやすい。
 

オーストラリア

Audiojungle
世界規模。音源のレベルも高く日本よりは審査が厳しい。
その代わり、段違いに売り上げることができるかもしれません。
登録数575000点
世界最大級でトップクリエイターはとてつもない金額を売り上げています。
 
 
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アメリカ

POND5
登録数500000点以上
audiojungleより審査は緩いようです。
 

カナダ

premiumbeat
登録数 不明
 

アメリカ

shutter stock
登録数 不明
 
 
おわりに
ここにあげたサイトはすべてクリエイター登録制です。
クリエイターに入る利益率はそれぞれ条件によって変わってくるので登録する際は確認が必要です。
契約内容などは英語中心なので、少しハードルが高いと思うかもしれませんがマーケットが大きい分、夢があります。
Audiojungleは、トップクリエイターの売り上げ点数が表示されるので参考に見てみるといいですよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ジャンルを捨てる潔さが必要な時が来る

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 長く作曲の仕事で食べていくのにある程度ジャンルを絞る必要があるという話。
2、3年コンペにチャレンジして何かひっかかりCDがリリースされて喜びを味わい、そのあとはまぁうまくいかなければ違う仕事でもしながら趣味程度に音楽が作れればいいかな、という人もたくさんいます。その選択は全くもって悪くなく現実的にも思えるのですが(むしろマトモ)、僕の場合、何が何でも音楽で食べていきたいというタイプなので、長いスパンでの職業としての音楽を考えてみました。
 

全てのジャンルに精通するというのは一般的才能の人には酷だと思うんです

 作曲を始めて間もない頃は、ガムシャラに節操もなくどんなジャンルでもチャレンジしても良いと思うし僕もそうしていました。
 
 でもある程度、作曲レベルも上がり、聴き分ける耳を持つようになったら気付くんです。
ジャンルを絞るか、捨てるジャンルを持つことが大切になってくる事に。
 
 EDMならEDM、クラシックならクラシック、ソウルならソウル。
その道で20年以上時間をかけて極めてきた人には圧倒的に、知識とインプットした物量で敵わないからです。
 
 職業作曲家を目指さないで、ある分野に特化してかなり深く掘り下げて音楽を制作している人はたくさんいます。その人は違う職業をしながら生計を立てて音楽制作もしているかもしれないし資産家かもしれない。
とにかく特定の分野に時間と情熱を尋常じゃないくらい費やしている方というのはいるわけです。
 
 ある程度、音楽経験を積むと、そのジャンルがそんなに好きではない(研究しているわけではない)のに、インスタントにそのジャンルを作ったものと、その道専門に情熱を注ぎ込んでいる人が作ったものの違いが嫌という程わかるものです。(わからなければちょっとやばい)
 そしてインスタントに何と無く雰囲気を寄せて作った自分の曲に耐えられない。
耳が良くなったとはそういうことだと思うんです。
 
 
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圧倒的専門性をどこかに持つこと

 確かに映画音楽などを作っているといろんなジャンルの要素が必要になってくるけど、その場合は何が何でも全て本格派でなければ!というケースは少ないと思うんです。土台の音楽ベースがしっかりしていることと、ある分野で圧倒的専門性を持つことでカバーできると思います。絵と合わせてみて違和感がなければ。この場合も圧倒的専門性を持つか持たないかでクオリティは変わります。
 まず誰にも負けないくらいの分野があり、そこから対応できる範囲を広げていくイメージかな。これはリリースされている世の中の様々な音源を相手にしての高度なレベルでの話です。そのジャンルの演奏・アレンジ・音色・ミックス・音楽的背景全てにおいて。
それを全ての分野に広げるのはあまり現実的な話ではないので今回のブログタイトルになったわけです。
 
おわりに
 限られた時間の中で、何に時間を多く割くかは重要課題です。音源やソフトが安価で高度に発達している昨今、なんでもそこそこ無難にこなせるということに意味はほとんどありません。
やっぱり突き抜けた専門性なんだよなぁ、と思う次第です。
 
 
 
 
 

転調メロディを自在に操りワンステップ上の曲作りへ

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今日はコードが転調するときの自然なメロディのさばき方について書きます。
 
今やポップスでも曲中に一時転調や転調はたくさん出てきますし、曲を飽きさせないテクニックの一つとして有効な手段です。もちろんインストもの、劇伴などの音楽にも多用できます。
こだわりの転調メロディテクニックを身につけてステップアップにつなげましょう。
 
わかりやすいコード進行の例をあげて説明します。
 
 

転調コードとメロディの関係

 まずサンプル音源を聴いてください。

サンプル音源のコード進行

3回転調してます。
 
|Dm7 G7   |CM7   |Cm7 F7|BbM7 |
Bbm7 Eb7|AbM7  |G7sus4    |G       |  
 
Ⅱm7 Ⅴ7 ⅠM7 の繰り返し転調ですね。ジャズには当たり前によく出てきます。
 
さて一つ一つ見ていきます。どんな音でメロディが構成されているのでしょう?
 
|Dm7 G7   |CM7   |
ここはCのメジャースケール C D E F G A B の中でフレーズを作る
 
|Cm7 F7 |BbM7  |
ここはBbのメジャースケール Bb C D Eb F G A の中で音を選ぶ
 
Bbm7 Eb7|AbM7  |
ここはAbのメジャースケール Ab Bb C Db Eb F G の中で音を選ぶ
 
|G7sus4    |G       |
Cのメジャースケールに帰ってくる
 
 
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滑らかにメロディを繋げるための工夫

 
・ここでは2小節ごとに転調しているので2小節で一回りの音形で考える。
基本的な例として同じ音形パターンを様々なキー(スケール)で歌わせる。
・各スケールで使うことのできる音の中でもロングトーンがハマらない音があるので注意(アヴォイドノートなんて呼ばれています)だいたいここら辺は感覚でわかりますよね。気持ちいいか悪いかで。
・転調頭の音につながるきっかけメロを作る。
例えば3小節の頭Ebにスムーズにつながるように2小節めお尻にC D と作ってEbに繋げる。他の転調箇所も同様の処理をしてます。
 
 
また、スケールだけ追っていてもちぐはぐな機械が作るようなメロディになってしまうため、音形パターンと転調のつなぎ目は特に神経を使うようにしましょう。
 
 
おわりに
 転調のメロディ作りに慣れてしまうと、いきなりプロっぽく聴こえたりするから不思議です。特にジャズをあまり普段聴かない人はたまにはビバップの曲、例えばチャーリーパーカーの演奏などをYoutubeで聴いてみるととっても参考になりますよ。一見うたものポップスとはかけ離れているようにも思えますが、エッセンスとしてはとっても吸収すべきものがいっぱいあります。
 
 
 
 
 

JASRACに登録しないと放送に使われにくい?

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 前回に引き続きJASRAC関連です。
自分の曲がラジオやTVで使われたら嬉しいですよね。使用料も入ってくるかもしれないし。では曲をかけてもらいやすくするには?という話です。
 
前回のブログも合わせてどうぞ

放送・映像関連位使われやすい環境づくり

 放送でかかりやすくするには、JASRACなどの著作権管理団体に曲を登録することが前提になります。
配信リリースも登録されていれば使われることもあります。(ただ放送使用料はフィンガープリント(後述)に登録されていないとスルーされてしまうという話を聞きました)
 
TVに関しては近年全曲報告となっています。つまり使った曲は全曲報告されるということです。
最近はフィンガープリント技術といって波形の特徴で曲を分析して報告に使われるという方法も出てきてこのような膨大な曲数でも報告が可能になりました。
しかしこれも、また別途登録が必要で、市販されているCDでなければならないのです。
NEXTONEのページにわかりやすく説明が載っているのでチェックしてみてください。
 
 
 
 まず、著作権管理団体に登録されていないと、使う方としては許諾関係で揉める可能性は絶対避けたいので予め使わない方向で考えます。(実際、TV番組の選曲担当の方にお聞きしました)
 
 なのでやっぱり自分で曲を管理するよりどこかに委託した方が、世の中に曲が認知されやすいという状況ではあるようです。放送に使われやす曲とはどういう曲かという技術的な話は今回別として、使いやすい環境に曲を置いておくということは大事なことだと思います。
 
おわりに
 
CDを売る以外にも、自作曲を世に広める方法として放送や映像に使われやすくするというやり方も選択肢の一つとして大きいなぁと思う今日この頃です。
 

JASRACに曲を信託するということ

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 今日はJASRACに登録すると、どういうメリットデメリットがあるのかという話です。
 
全国発売したCDや、放送に楽曲が使われたことなどをきっかけにJASRACの信託会員になる方は多いとおもいます。さて信託者になった人もこれからなろうと思っている方もわりと信託することの意味を知らないケースがあります。
 

信託会員になるメリット

どんなメリットがあるかというと、自作曲が入ったCDが売れた時や、放送で曲が使われた時JASRACが個人に代わり楽曲使用料を徴収してくれます。個人で管理して使用料を徴収するのは非現実的なので多くの作曲者が信託するのです。
また、著作権侵害などの問題が発生した際JASRACが代わりに対応してくれます。
 

デメリット

作曲者本人でも勝手に自作曲をホームページにアップすることは出来なくなります。JASRACへの申請が必要になります。この場合の使用料に関しては免除になる方法もあります。あとで説明しますね。
しかし、アマチュアの方が趣味で作っている場合などは、自由度が制限されるのでかえって足かせになってしまう場合があるので注意が必要です。
 
 結構知られていないのは、一度信託会員になったら、作曲した曲は全てJASRACに預けなければならず、預ける、預けないの選択は出来ないのが原則ということです。これが結構ややこしいんですね。
 
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JASRAC会員・信託者による自己使用について

 最近は、自作曲をJASRACに登録してCD発売する場合、自分の曲のプロモーションが目的ということであれば、JASRACへの許諾手続き、使用料のしはらが1000枚程度まで免除されることになっていますので、もし信託会員になっていて自主でCDを出す人がいたら一度JASRACに問い合わせてみるといいですよ。
 
 
 
 
おわりに
何かと最近、騒がれているJASRACですが、僕は肯定派です。このような団体(他の著作権管理団体含め)がなければ使用料の徴収や権利を守ることを含め、今のところ作曲家として生きていくのは難しいですからね。
 
 

クオリティの高い曲を量産するために必要な行動

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 今日はいかに短時間にクオリティの高い曲を作るにはどんな努力をしたらいいのか?という話です。
 
 

楽曲パターン分析 できるだけ多くの構成パターンを脳内に溜め込む

1曲1曲作るたびにゼロからアイデアを考えていたのでは、時間もかかるし精神は疲弊するし、その割にクオリティをキープするのは難しいと言えるでしょう。
 
まずはできるだけ多くの曲パターンをつかむことが大切です。
 
JPOPなら大まかに構成をつかみます。
 
例えばセクションパターン
 (後ほど紹介する「ヒアリング・チェンジ」という本ではロードマップと呼んでいます)

AA'BC 

ABC 

AA’BA

ABAB

 
などなどざっくりとパターンを掴みます。ノートに記して次の項で細かく分析する内容を書き込んでいくといいでしょう。
 

さらにパターンを細分化する

 
次に、
・曲がどんなキー設定になているのか。
・何小節が1セクションに割り当てられているか。
・転調は有りか無しか。転調するならば何度上か下か。
・セクションごとのリズムパターン。
ABCそれぞれどんなリズムパターンで曲が構成されているか、できるだけ細かく(例えばハイハットパターンまで)分析します。
 
以上の項目を膨大な既存曲をもとに分析します。
 
転調で言えば、
AB でマイナーキー、サビのCでメジャーキーに転調(または同じマイナーで短3度上に転調)
Bで転調し、CでまたAと同じキーに戻るパターン、など。
サビで短3度上または長2度上に転調するパターンはわりと多いです。以外とパターン数はそう多くはないのです。
 
 
 
ここまで出来たら、さらに踏み込んでセクションごとのメロディの動き方や譜割パターンを分析します。またはアレンジの具合、音の編成の厚さなども分類分けできるところまで行ったらなかなかです。だいたいサビがいちばん厚くなるように作られていますがBでの落とし方や盛り上げ方はいろいろで面白いです。
 
この分類分けを実際の曲に照らし合わせて覚えると、覚えやすいしイメージがわきます。
 
邦楽洋楽問わず、あやゆるサンプル曲を膨大に脳内にストックするようにします。
 
最初は大変かもしれませんが、ある程度力がつくまでこの分析を繰り返し脳内にストックすれば、間違いなく作曲スピードも上がるしクオリティもキープできます。
 
 
 
 
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参考になる解説書

ATN出版の「ヒアリング・チェンジ コード進行の解釈と発展の徹底研究」
です。
あらゆる曲のパターンの分析方法が、膨大な実際の曲リストとともに解説されています。
 この本の着目点の一つに”グルー”と”フック”という2種類のコード進行の考え方があります。
”グルー”は普通のコード進行、当たり障りないとも言えます。
”フック”は曲の中に2.3か所だけある、ハッとする進行・期待を裏切るような進行。
この2パターンが曲中でどんな風に生かされているのか、という視点がなかなか勉強になります。
興味がある方は是非読んでみてください。
 
プレイヤーで、アドリブなどの演奏、曲の把握を簡単に早くできるようにしたいという方にもオススメです。
 
 
おわりに
既存のパターンばかり覚えても新しいものは作れないんじゃないかと心配する人もいるかもしれません。
しかし、嫌という程、既存曲を分析し倒してこそ、何が新しく聴こえるのかが理解出来るようになるのです。
 
 
 
 
 
 
 

物足りないミックスがいい感じに音がまとまる方法

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 今日は、全体のミックスがイマイチ馴染まないな、まとまらないなという時の対処方法を一つ書きます。以前にも取り上げたアナログサチュレーターの続編といったところです。今回はアナログコンソールではなくて、アナログマスターテープのシミュレーターです。
 
 アレンジがある程度終わり、ミックス作業の中で、なんかもう一つだな、まとまりが悪いな、馴染まないな、という時ありますよね。
そんな時、僕が試してみる方法はテープシミュレーターを使う方法です。
 

WAVES KRAMER MASTERTAPEを使ってみる

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 バンド系やギターサウンドなどで特に、物足りなさを感じたら無理にトラックを増やすよりバスやマスターにこれを挿してみたら解決するかもしれません。
 
 Ampex 350とAmpex 350というアナログマスターテープのサチュレートを再現したプラグインなのですが、とっても音がふくよかになります。
角が取れる感じと言うんでしょうか、音が全体的に馴染んでまとまります。そして迫力も出るのです。特にボーカルがとっても太くなる印象です。
プリセットをそのまま使うだけでも十分使えます。
 
余談ですが、面白い機能としてテープエコーも付いていてダブっぽい使い方がハマりそうです。
 
 
 
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他にもある、優秀なアナログテープシミュレーター

 
WAVES Abby Road J37Tape
 
Slate Digital Virtual Tape Machine (VTM)
 
などがあります。
いずれもデモがダウンロードできるので試用して比較してみるのも面白いですね。
 
おわりに
前にも書きましたがプラグインに最初っから頼ってしまうのはあまり好きではないのですが、やっぱり優秀なプラグインに出会うとついつい多用してしまいますね。まぁ、僕は専門のエンジニアではないので頼るところは頼っていのかなと最近思っている次第です。