ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

コンストラクションキットを使って手っ取り早く聴こえ方のクオリティを上げる

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  リリース作品や他のクリエイターの作品にどうしても聴き劣りしてしまう、なかなかアレンジがかっこよくならない・・・
と悩んでいる人は、とりあえずコンストラクションキットに頼って見るのはどうでしょう。
 

コンストラクションキットとは?

DAWに並べて再生するだけである程度の完成されたトラックになる複数のデータのこと。
ドラム・パーカッション・ベース・FX系などがそれぞれパラになっているキットです。
音楽ジャンル的にいうとEDMやクラブ系の音楽に多いです。
販売されてるものはプロが制作しているので、並べるだけでプロクオリティの楽曲になります。
 
さすがにそのトラックを並べて作曲したことにはなりませんが、リズム系はコンストラクションキットを使ってうわものや、自分で自信のあるトラックはオリジナルで作る、そんなやり方はアリだと思います。
 
何曲も作っているうちに、やはりアリもののキットに満足しなくなってくるので、だんだんコンストラクションキットの割合を減らして行けばいいと思います。
まずはキットのそれぞれのトラックをソロで聴いたり、他のトラックかみ合わせを確認したりそれぞれのトラックの周波数域の棲み分けを調べて見たり、色々な使い方があります。
 

コンストラクションキットはどこで手に入れる?

SONICWIREなどのサンプリングものを売っているサイトや、サブスクリプションのサービスSpliceなどで入手できます。
 
 おわりに
コンストラクションキット同士の混ぜ合わせや、オーディオ編集で一工夫加えたり、オリジナリティをいかに出すかを考えながら上手に使えたらいいですね。
 
 
 
 
 
 
 
 

EQの交通整理的な積極的活用!

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今日はミックスのTipsを少しだけ。
 最近のプラグインのシンセは、単体ではすごく良い音に聴こえて説得力がありますが、アレンジの中で使うと音が太すぎて邪魔な時が結構あります。特に中低域。
そんな時はEQで丁寧に削ってあげることですっきりとしたクオリティの高いミックスになります。
 
 

EQで丁寧に音域整理を!

例えば、極端な例でいうとパッド系シンセを3声以上で鳴らしたりすると、音色によってはかなり分厚くなって他の楽器が入る隙間がなくなるようなこともあります。
シンセのOmnisphereの中で僕がよく使う「Airy Analog Pad」というパッチがあるのですが、これを真ん中のド(C3)からドミソシと和音を鳴らしたとします。
以下はその周波数帯域。
 

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90Hzから250Hzまでがかなりこんもりしています。
ギターでCのコード鳴らしたりするとやはりこのあたりが盛り上がっているんですね。
以下エレキギターでコードのCを鳴らした帯域。結構分布具合が似てますね。

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この場合、パッドの音を間引くか、EQで思いっきりそのあたりの帯域を削るかしてギターと折り合いをつけます。まぁどちらを聴かせたいかによりますが。ギターも100Hz以下は大胆に削っちゃいますね。特にリズムが入ってくる場合は。
 
 そのほかにもPLUCK系のシンセのアルペジオも重ねたりすると結構低域があったりして団子になってすぐにマスタートラックのメーターが赤になったりします。やっぱりその音を使いたい場合は、ほかの楽器との兼ね合いをみてEQで交通整理してあげる必要があるんですね。あと、ループやサンプルを使う場合も帯域に気を配って、他の楽器と住み分けさせてそれぞれ美味しいフレーズ、音色になるよう気を配ってあげるととってもクオリティが上がると思います。
 
 
よくダンボールとかにものを詰め込む時、うまく考えて入れないと全然ものが収まらない時ってあるじゃないですか?
あんなイメージです。音も整理してあげて、余分な角やぶつかっちゃうところはEQで削ってあげて、上手に納めてあげてください。
 
もしCDなど作る場合は、この辺しっかりやることでマスタリングエンジニアさんもグッと作業しやすくなります。
 
 

2019年も作曲ブログ、よろしくお願いいたします♪

f:id:natsumegu629:20170626160822j:plain 昨年は、映画音楽、バラエティ番組音楽、コンサートBGMなど盛りだくさんのお仕事をさせていただきました。引き続き今年も色々なシーンの音楽を作り上げていけたらと思います。このブログもさぼり気味でしたが、できる範囲で音楽制作にまつわることを書いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 

一概に音楽て食べてゆくと言っても本当に人それぞれ様々なやり方があって正解なんてないんだなぁとつくづく思う今日この頃。プレイヤーがベースにある人、作曲編曲がベースにある人、プロデュース業に特化している人、音楽にまつわるすべてのことにおいて総合的に取り掛かっている人、音楽を教える人、クリエイター向きのコンサルティング業をやっている人、などなど・・・。

 

 

 

ただ、しぶとさだけは必要のようですね、長年音楽で食べてゆくには。

僕もフリーで18年間何とかやってきていますが、常に新しい方法を模索してこのサバイバル、渡り歩こうと思います。

 

noteでもたまに有料記事を書いておりますので、のぞいてやってください。

note.mu

 

 

アコギ録るならiRig Acoustic Stageの実力がすごい!

 
 最近、仕事でiRig Acoustic Stageというワンタッチ取り付けマイクをお借りしてガットギターの録音をしたことがあったのですが、なかなか良い音がしていたので自分でも買って色々と使ってみました。僕の場合、ステージというより宅録用に買ったのですが結論から言うと大正解でした。
 具体的にどんな点が良いと思ったか見ていきましょう!

1 ピエゾやマグネティックピックアップと比較してリアルで温かみのあるサウンド

全然本番でも使える音。だけど取り付けがワンタッチで簡単。ほんと簡単。

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これがiRig Acoustic Stageのプリアンプ

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こんな風にホールの淵にワンタッチで挟む

 

2 設定モードが使いやすく細やか

フォークギター、ガットギター、など弾くギターの種類によってトーンのモードが切り替え可能。

通常モード(スティール弦を想定か)での
「NATURAL」
「WARM」
「BRIGHT」
の3パターン
 NYLON弦モードでの
「NATURAL」
「WARM」
「BRIGHT」
の3パターン
合計6パターンのモード設定
さらに
キャリブレーションモードでギターの個体特性を掴んだサウンド作り!
ギターの1フレットから12フレットまでセーハで抑えた音を鳴らしiRigに調整させ、固体に合わせたトーン設定ができます。
 
なかなか芸がこまかいです。
またエレアコなどピエゾなどのピックアップが付いている場合は、iRigのマイクの音とiRig上でミックスすることもできるので音作りの幅が広がりますね。
 

3 ノイズが乗りにくい

マイクを立てるより全然周りの環境ノイズを拾いません。
これは真夏に汗をダラダラかきながらブースにこもってマイクに向けギター演奏する僕みたいな人にとっては何よりありがたい。
また、「CANSEL FEEDBACK」ボタン(フィードバック防止機能)が付いているのでライブで使いたい人には強い味方になりますね。僕はまだステージで使ったことがないので感想が言えませんが。
 
難点は、当然と言えば当然ですが、マイクを立てて録音するよりはアンビエンス感がない。
近い音になります。空気感が欲しい時にはマイクを立ててとったほうが無難でしょう。
 
ここで実際に、僕が録音した音源を聴いて見てください。
ティール弦(通常BRIGHTモード)
ガットギター(NYLON NATURALモード)
 
いかがでしたか?普通にエレガットでラインでつないで録音する音とは雲泥の差だと思いませんか?値段もお手頃で大体1万円ちょっとでネットで購入できます。この音でこの値段は相当コスパ良いなと思うんですよね。
アコギをマイクで録音したいけど、環境ノイズが酷くて本番で使えないとか、仕事では使えないなんていう人でも、これを使えばバッチリいけるんではないでしょうか?
 
 

イマドキのループネタ、サンプルネタどこでゲットする?

 

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 ちょっと久しぶりの更新になりますが、今回は、イマドキのサンプルネタをどこで入手するの?という話です。
 僕の場合、以前はcomputermusic magazineの付録のサンプル、各プラグインメーカーの無料ダウンロード、CryptonFutureMediaの有料サンプルのダウンロードなどをちまちま行なっていましたが、最近はめっきりサブスクリプション系のサイトでダウンロードしています。
 僕が使っているのはSpliceです。ではSpliceを使うメリットを考えていきましょう。
 

サンプル数がとにかく膨大

ループ、サンプル、プラグインプリセットなどが現在20万以上あり、毎週増え続けている。増え続けているところがミソですね。いつも同じサンプルを使ってしまうようなことにはなりません。
 

目当ての音を検索しやすい

 これは使い勝手にとても影響するので、サンプル数が多いほど重要な条件になります。
BPM、音楽ジャンル、ショットかループか、楽器の種類、キー、など複数の条件で検索できるようになっています。僕はこのインターフェースとっても使いやすいと思います。
ちょっと検索画面の一部を載せておきますので参考になればと。

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お手軽な料金体系

月額約900円で、100回ダウンロード可能です。翌月に未ダウンロードのカウントは繰り越されます。
僕の場合は100回使い切ることはほとんどなく20から30は翌月に繰り越される。結構バンバンダウンロードしても、意外に100はいかないものです。もともとクラブミュージックに特化した内容にもなっているのでEDMなど専門に制作している人は、それなりに消費するかもしれませんが。
 
ちなみに
 
7.99ドル で100ダウンロード
13.99ドルで300ダウンロード
21.99ドルで600ダウンロード
 
となっています。最初は7.99ドルコースで様子を見て、自分の使用頻度を見ながら段階的にコースをあげて行くと良いでしょう。
 
最後に
 今の僕の使い方のメインとしてはTopsと言われる、リズムのウワモノ(ハット、タンバリンなどの振りもの系ループ)をSpliceで探ってリズムトラックを構築するのに使ってます。あとはFX系もわりと充実しているので、JPOP、色々な映像系BGMなどにも使いやすいと思います。
 トライヤルもあるので、まずは体験してみてはどうでしょうか。きっと制作の強い味方になってくれるはずです。
 
 
*noteで作曲に役立つ情報を有料配信してます。こちらもどうぞ!

note.mu

noteにて有料記事公開しました!テンポの聴感上の速度について書いてます

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以前書いた「ヒット曲の店舗を分析して作曲のレベルアップに!」というエントリが比較的読んでいただけたようなので、テンポにちなんだ、ちょっと突っ込んだ作曲のコツみたいなものを書いてみました。

 

 ----------------------note配信記事 ----------------------

BPM以外のところで曲の速度感をコントロールする!」

https://note.mu/nutmeg629/n/n2449902a986d

 

 過去記事はここ。

www.nutmeg.today

 

 

よろしくお願いします♪

 

 

【作曲テクニック】メロディのバランス力を磨け!

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 今日はメロディのバランスについて考えたいと思います。

早速ですが今日のポイントは、縦と横のそれぞれのバランスです。
 
縦は、音の高低差。
横は、音の長さや細かさ、です。
 

縦のバランスとは

 
音の高低差は歌もので考えた場合、その範囲は1オクターブとメジャー3度くらいが目安ですね。
生楽器をメロディにしたい場合は各楽器の音域を確認する必要があります。
シンセにしてもその音色の一番美味しい帯域があるはずなので意識します。
歌の場合、もちろん歌い手によってはもっと幅広く使えますが、あくまで誰が歌うかわからない場合を想定して標準を取ります。
 
標準的なポップスを例にとって考えると、
Aメロ、Bメロ、Cメロ(サビ)で平均的に高い音になるのはCメロでしょう。もちろん例外もあるしアイデア次第では
A,Bより低い位置にいてもサビを盛り上げることは不可能ではないと思います。
しかし初心者の人が意図もなく曲作りを進めた場合、Cメロで何かしぼんでしまうという壁にぶち当たることはよくあるので、
この辺のバランス感覚は必要です。
 

チェック項目と解決策

・サビで盛り上がるような音域になっているかチェック。
なっていなければAメロ、Bメロの音域を見直します。基本あくまでサビの引き立て役ですからね。Bメロで高い音域を使いすぎて、サビでトーンダウンなんてパターンよくあります。
・使用音域をサビであまり変えたくない場合は、転調して雰囲気を変えて印象付けるという方法も常套句。(あまり上に音域を上げなくても済むキーへの転調を考える)
特に音域が狭いアイドル向け楽曲などでは有効ですよね。
 

横のバランスとは

 
DTMではデュレーション音価)と呼ばれる音の長さや、譜割り(リズム)のことです。
何か、のっぺりとした曲になってしまって緊張感がない、山場が感じられないな、というときは横のバランスを見直すと解決する場合があります。
 

チェック項目と解決策

・頭から終わりまで、メロディが全部同じリズムパターンになっていないか確認する。
・Aメロで長めの音符が続いたらBメロでは刻んでみる(細かい譜割りを入れてみる)。
シンコペーションを入れて推進力をつける。
アウフタクトで入るパートを作りノリを出す。
などなど。
  ワンアイデアとしてAメロとサビの譜わりを同じにすると以外にバランスよく曲が聴けたりしますよ。(メロディの音域は変える)その場合、Bメロの変化が勝負所になりますね。
 
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一つだけ例を見てみます。
星野源の「アイデア」という比較的最近の曲です。
 
Aメロ (8小節を2回しパターン)
縦:下のAの音から入って音域は下のF-Aが中心。 
横;隙間を感じさせる休符多めから入り8分音符中心。音価短め。
Bメロ 
縦:下のFから上がCまでを中心に音域が広がり出す。
横:Aとはリズムを変え頭の音を一拍半伸ばしている。休符少なめ、というかほとんどない。8分音符中心。
Cメロ 
縦:上のFから入りAからFの高めの音域が中心で最高音は1オクターブ上のA。
横:ほとんど4分音符の伸ばし。
 
 おわりに

 

いかがだったでしょうか?特に曲を量産する場合、常に盾と横のバランスを意識していれば、壁にぶち当たった時の解決策も見つかりやすいし、クオリティを落とさずにすむはずです。とにかくいっぱい曲を聴いて縦と横のバランスの感覚を身につけるのは重要だと思います。
 
  そして、、ここまで書いておいてなんなのですが、サビの盛り上げ方、印象の付け方は実に様々で、Aメロとサビが縦も横もほとんど同じメロディでコーラスで厚くしてあるだけなんていう場合もあります。今日ここに書いたアイデアは、主に歌モノを作る場合のベーシックな思考方法です。そこから発展させて色々曲を聴きまくって、広げていくのが良いのではと思います。