ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

作曲家はクライアントのニーズを引き出すコミュ力も必要

f:id:natsumegu629:20190715193757j:plain


 久々のブログなのですが、普段仕事をしていて思っていることを一つ書きます。
どんなに、一人の作業が好きで作曲家を目指している人でもやっぱりコミュ力は必要です。
 
どういうことかというと、
 
映画監督さんでも、ゲーム制作会社でも、どんな音楽を付けたら良いかあまりクリアになっていないことも少なくないんです。
発注の文面、額面通りに作業を進めても「なんか違うんだよなぁ、別パターンももらえる?」的な流れで結局何パターンも出す羽目になり、時間も労力もはるかにギャラの釣り合いにならない・・・なんてことも。
 
いったんデモを上げると、初めてそこで「こうではないな」とか「少し近いけど何か違うな」とかの意見が出てするケース。
どれが正解かはわからなくても、不正解はわかる、といった担当者の場合におこるケースですね。
初めからだいたいの間違いないイメージを伝えてくれたら、無駄がはぶけるのにー!と思ってしまいます。
リファレンスの曲をもらった場合でも、その曲のどんなところをリファレンスして欲しいかに、以外にズレが生じるケースがあります。
 

f:id:natsumegu629:20190715193841j:plain

 
一応最初の発注書にイメージは書いてあるものの「なんとなくモヤっとしてるな、まだ焦点が定まってないな」という印象を受ける文面だとこのケースの危険性が高いですね。
 もちろん普段からいろんな音楽を聴いてたくさん引き出しを作って勘所を磨いておくのは必要なんですが、それだけでは避けれない難所にぶつかることも多々あるわけで、それをなるべく避けるにはやっぱり窓口担当者とのコミニュケーションなんですよね。
 
 打ち合わせのときになるべく丁寧にイメージを聞き出せるかがその後の作業の軽減とクオリティに左右するのです。
「こんな感じですか?」とかyoutube を見せながら、ライブラリの音楽を聴いてもらいながら、とかでどんなイメージを欲しているかアタリを探る。これをサボると後で大変なのは結局、作曲家なんです。
 
無駄な体力はなるべく使わないようにして、楽曲そのもののクオリティにエネルギーを注げるよう工夫して、作曲家ライフをエンジョイしましょう♪
 
 
noteで「サクッと作曲マガジン」を連載しています。
作曲レシピを書いていますのでこちらも是非覗いてみてください♪

note.mu

 

誰々の何々みたいな曲が欲しい!と言われたら?

f:id:natsumegu629:20180329095743j:plain

誰々の何々みたいな曲が欲しい!
 
と、言われた時あなたならどうしますか?
 
求められているものは果たしてメロディなのか、アレンジの感じなのか、バックトラックの雰囲気なのでしょうか。
 
まずは、発注者の意図を汲み取るのが第一の仕事になってきます。
 
じっくり話し合える場があれば、なんとニュアンスを掴みとることも出来るかもしれませんがコンペなどの大半は、質問できる雰囲気もありません。
 
今ある情報を頼りに解釈するしかありません。
発注内容には、細かく指示があるもの(テンポやリファレンス音源、構成、ドラマの主題歌の予定、などなど)
もあれば、非常にざっくりした簡単なものもあります。
 
<スポンサーリンク>

 

 
 
細かい指示がある場合は別としてざっくりとした指示の場合を考えてみます。
 
 依頼者の考えていそうなことを、その人、会社のバックボーンだったり最近の仕事の傾向などを考えながら掴みとります。前回の発注からの流れで何か分かることもあるかもしれません。最近のリリースしたものやホームページ、Twitterの情報などありとあらゆるアンテナを張って情報を入手した方が優位に立てるでしょう。
 
 そうしてから、発注指示を見直してあらためてまた、そのリファレンス音源から何を掴んだらいいのかを考えてみます。なんとなしにその音源に寄せて作曲するのと、意図を深掘りしてから作曲に取り掛かるのとではだいぶ結果が変わってくると思います。
 
また、リファレンスの音源に、音の傾向やテンポ感、メロディの流れ、構成などを寄せていっても、そこにプラスαのオリジナルなエッセンスを加えないと、相手の満足する結果にはならない気がするんですよね。コンぺなど競争に勝たなきゃいけない時は特にそうですよね。
 
それは作曲者の得意分野のエッセンスなのか、何か違う分野のハッとする組み合わせなのか、それはわかりませんが、普段の引き出しの多さがそこに効いてくるのは間違いないです。
 
 
 余談ですが、一番厄介なのは発注者が、いまいちどういう楽曲が欲しいかが定まらず

 


ぼんやりしている場合です。
その場合、1度目の提出で、「こうではありませんね、もうちょっと、こう明るい感じ」とかこれまたざっくりとした直しがきてそれに対し何回か提出してだんだん正解に近づけるといったパターン。作曲者にとっては一番しんどいです。しかしこういったケースは指名仕事の場合が多いのでやりがいもある場合が多いんです。
(僕の場合、映画関係の作曲にこのパターンが多いです。はっきりって大変です!)
まぁ、使ってくれるんなら何度でも直しますよ!ってなりますよね。
 
 
 
クリエイター系SNSのnoteで作曲のTipsやDTMについて記事を配信しています。
こちらもよろしくお願いいたします♪

作品を晒すことが作曲上達の秘訣です

f:id:natsumegu629:20190216103554j:plain

 タイトル通り、結論を行ってしまうとそういうことだと思うんです。
できれば、プロの作曲家、身近にいない場合は音楽が好きな友達何人かに自分の作品を聴いてもらい感想をもらう。
とにかく聴いてもらう、これは大事なことなのです。
 
でも、
 
 作品を聴かすって、怖いですよね。「こんなものか・・・大したこたないな」って思われてないか、つまらないって思われてないか、気になって仕方ありません。僕もクライアントに曲を聴かせるときや、自分の曲がリリースされるときはドキドキするし怖くもあります。作曲を始めた時の、最初の壁かもしれませんね。
 
 

基準を作る(量産期)

 僕の場合、プロの作曲家に毎週デモを聴いていただいて感想をもらっていた期間が2、3年ありました。これが今でも確たるプロの基準を作り上げたと思っています。このままでは聴かせられるレベルにないな、とかあと一工夫ないとダメだな、とか、だんだんそういう判断ができるようになります。この期間はとにかく色々試して曲数を多く作りました。当時はまだ違う仕事をしていたので仕事が終わってから曲作りをしていたのですが、週に1曲が限界だったかな。
 
 そうして、とにかく自分が作品を晒してもOKという基準を作ってから、あとは作品ができたらもっと多くの人にどんどん聴いてもらう。YOUTUBESOUNDCLOUDにアップして、不特定多数の人に聴いてもらう。それを習慣づけする。そのサイクルが、次のステージに進むステップに繋がるんです。
 
 でも気をつけることがあるんです。
もしどこかの事務所に入って楽曲コンペに参加できるようになったとします。その際、以前晒した曲(Youtube、Soundclodなど)は提出できないんです。友達、知人に個人的に聴かせる程度ならOKですが。
 それをやって、もしコンペに通るようなことがあったら大事故になる可能性もあるんですよ。気をつけましょうね ♪
 
 
クリエイター系SNSのnoteで作曲のTipsやDTMについて記事を配信しています。
こちらもよろしくお願いいたします♪
 

作曲ネタの宝庫「ザ・カセットテープミュージック」という番組

f:id:natsumegu629:20190119195852j:plain

この間、すごく面白い番組に出会ったんです。
みなさん、CS12の日曜夜にやっている「ザ・カセットテープミュージック」という番組を知っていますか?
 
結構周りのミュージシャンが見ていて、「いまさら?」感を出されてしまったのですが、本当に面白いので「いまさら?」だろうがなんだろうがブログに書こうと思います。
 
マキタスポーツさんと、スージー鈴木さんが、番組タイトル通り、ラジカセでお互いに持ち寄った音楽を流しながら、コード進行や、アーティストの作曲傾向やクセみたいなものを解説する番組なのです。
まぁタイトルが「ザ・カセットテープミュージック」今時の音楽は話題の対象に入ってきません。
70年代から90年代初期くらいが扱っている題材としてはメインでしょうか。
しかし、その年代を中心に生きてきた僕でさえ、「こんな名曲があったんだ!」と驚かせることが少なくありません。
 
マキタスポーツさんといえば、作曲モノマネのネタで注目を浴びた方ですね。
そのマキタスポーツさんのポップス、ロックへの深い造形、音楽的な感性による解説、スージー鈴木さんの圧倒的知識はもちろん親しみやすい語りぐちや、悪ふざけ的解説も最高なのです。スージーさんの曲背景の深読み具合もたまりません。まるで軽音楽部の部室に集まっていつまでも音楽談義している先輩後輩みたいな・・・。
 
この間の「やっぱり、ビートルズ特集」も、時間軸を追いながらのジョンとポールの作曲作詞傾向など、ものすごい熱量で、かつ独特の切り口でトークが炸裂していました。
基本ゆるーい空気の番組なんですが、作曲する身としては非常に勉強になるんですこれが。
堅苦しい作曲講座とかでは全くないので、楽しく小ネタのスヒントが散りばめられている感じで僕は大好きです。
ちなみにウィキペディアで調べると、過去の番組テーマが見られるのでその魅力っぷりが伝わると思いますよ。
 
気になった方は是非日曜夜9:00にCS12にチャンネルを合わせて見てはいかがでしょうか。
地上波では味わえないニッチな世界、必ずハマること間違いなし。
 
*noteでもたくさんDTMや作曲にまつわる記事を配信中です!
ぜひご覧ください。

「楽譜読めない病は治る!」記事配信

f:id:natsumegu629:20190207210859j:plain


こんにちは。ナツメグです。

いつもブログ見ていただいてありがとうございます♪

今回は、僕が経験した「楽譜読めない病」の克服方法をnoteの記事にして見ました!
本当に最初は単なる能力の先天的欠陥だと思っていたのですが、そうでもなかったみたいです。同じ悩みを抱えている方、ぜひ覗いて見てください。
noteの記事はここよりもボリュームがあってより突っ込んだ内容を書いたときにアップしております。(アップした後も文章を追加することもあります)

note.mu

 

 

胸の張れるボーカルトラックの作り方。プラグインとトリートメント。

f:id:natsumegu629:20180302194716j:plain

 こんにちは、ナツメグです。突然ですが、結構ボーカルトラックって扱い難しかったり、納得のいく感じにならなかったりしませんか?アマチュアの方のデモを聴かせてもらった時に、もうちょっとボーカルトラックの処理頑張ってもいいのになぁ、なんて思うことがあります。
 
僕も結構悩んできましたが、今落ち着いているやり方を説明しますね。
 
まずは録音から。
 

1 歌の入力通り道

マイク               AKG C414-XLⅡ  
マイクプリアンプ(入力の増幅)UNIVERSALAUDIO 2-610
コンプレッサー        AVALON DESIGHN AD2044
 
上から順につながっています。
入力ゲインですがここは大切で、音を大きく録音したくてサビで歪んだりしないよう気をつけます。そんなに突っ込まなくて大丈夫なので歪むぐらいなら小さい方がまだ良いです。(当然小さすぎるとS/N比、つまりノイズの割合が大きくなりがちなのでここが悩みどころですね。)

f:id:natsumegu629:20190205113643p:plain

男性ボーカルで、結構賑やかな曲の波形。右側がサビの声を張っている部分。これでも入力でかいくらいかな。
 
コンプは、ちょっと強めに歌った時に針が少し触れる程度の浅めのスレッショルドです。
 
 
 

2 ノイズの除去も丁寧に

 歌い出す前などの無音部分にノイズがのっていたりしますのでカット。(ただ直前のブレスまでカットしないようにします)
リップノイズのカット。 これが結構ややこしいのですが波形を拡大して細かくカットしてフェーダーでカット部分をうまく繋ぎます。
 

3 ボーカルトラックに挿すプラグイン

上から順に 
VocalRider ---- WAVES  (自動的にボーカルの音量を調節してくれる)
Q10 ----WAVES (EQ)   ローカットなど
6034 ULTIMATE MULTIBAND   ----MACDSP (コンプレッサー)
DeEsser  ----WAVES (ボーカルの歯擦音を目立たなくする
 
時によってプラス
CMX  ----STILLWELL AUDIO (ボーカルダブルの効果)
 
ダブルの効果を出したい時はCMX というプラグインを使うと良い感じにシルキーな雰囲気になります。これは結構重宝しています。
以前は細かくフェーダーを描いてボリュームコントロールしていたのですが、最近は効率的にVocalRiderというプラグインに頼っています。

f:id:natsumegu629:20190205114610p:plain



 
 場合によって入れ替わりするプラグインはありますがこれが結構レギュラーな並びです。CMXは特殊なので外すことも多いですが、同じ人のボーカルを録ることが多いので同じ設定にしておきます。
僕は最近こんな感じやっております。皆さんもベターなボーカルトラックをぜひ!
 
*noteというサイトで記事を配信しています。内容濃いめ、ボリューム多めの記事になっていますのでこちらもどうぞ宜しくお願いします。
最近の記事
 
 
 
 
 

noteにて記事配信しました!「完パケてみよう! 自分で商品レベルの音源をまず作る」

noteで作曲記事配信しました!

まず世界に向けて商品レベルで自分の曲を作り発信してみようといった内容です。

自作曲を作って配信していく流れみたいなもの、

また曲を作って出すだけじゃダメでその後も大事!ということも書いてます。

noteでたまに有料記事を配信するのですが、普段より、記事深め、文字数大盛りでお送りしております。きっと気に入っていただけると思います。

 

note.mu