ナツメグのサクっと作曲 ”コツを探れ”

音楽制作のTipsを中心に映画、旅の話題なども。

宅録ライフ!できるだけノイズを少なく良い音で録音する方法

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 宅録でうたやアコースティックギターの録音をして、自作曲をアップしている人はたくさんいると思うんだけど、その際気になるのが、不要な「サー」という空間ノイズや部屋の反響音です。
 
 打ち込みやバンドもののオケの厚い曲ではほとんど気にならないものの、アコギ一本と歌だけの曲とか、バラードで前半うたとギターだけとかの部分はそういった空間ノイズなどがどうしても気になります。コンデンサーマイクを使うならばなおさらです。
今日はそんな時の対処法です。
 
 
 
1 部屋の中で一番ノイズの影響を受けない場所を探す
 
  PCの近くはファンの音が入りやすいのでなるべく避けます。
当然エアコンはオフにします。
何がノイズ源になるかはわかりませんので一度部屋中をマイクを持ってウロウロと調査してください。
 
2 手の届く範囲の道具で遮音・吸音対策を立てる
 
  防音カーテン、吸音材などを使う。部屋の反響音はリフレクションフィルターなども検討に入れていいでしょう。
  
 
3 比較的指向性の狭いマイクを使う。
 
 ノイズの影響を受けにくい場所を見つけたら、指向性の狭いマイクで一番クリアで良いポイントを探します。カーディオイドと呼ばれる指向性の種類のマイクの中にも広い狭いがありますので、もしマイクを新調する場合は調べてみましょう。窓のある部屋だったら窓に向ければ環境音が乗りやすくなってしまいますので気をつけます。
 
ちなみに僕はアコギ録音には単一指向性のAKG C451Bを使っています。
 
4 マイクプリなど機材の設定で可能な限りS/N比を抑える
 
  マイクプリの音量をできる限り最大化し、オーディオインターフェースの入力ボリュームはできるだけ小さく設定します。ピークに対して7割くらいの音量で録音するようにします。するとS/N比が良くなります。これがキモと言っていいと思います。ここでも機材のグレードの差はどうしても出てしまうものですが、まずは持っている機材で最大限効果のある設定を探します。
 
*S/N比とは音との信号に対する雑音の比率のことです。
 
 
5 マイクケーブルや各種電源ケーブルはごちゃっとしないようまとめておく
 
まぁそういうことです。ノイズ源になりかねないものは可能な限り避けます。
 
 
 
おわりに
 
 録音のクオリティ一つで聴く側の姿勢がコロっとよくなりますから、宅録ライフにはノイズ対策にもこだわりたいですよね。
 
 
 

DAWのウインドウ管理で作曲作業効率アップ♪

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 作曲する時って、いかにクリエイティブなところに労力と時間を使って、省略、効率化できるところはとことん効率化するのが、クオリティの高い楽曲を量産する鍵だと思うんですよね。
以前にも書いた、テンプレートはその一つなんだけど、今日はウインドウ管理について書きます。
 
これは以前のテンプレートの記事です。
 
さて、
 
僕の場合、MACを使っていてモニターは2台使っています。
メインのモニターでMIDIやオーディオの編集画面、サブでプラグインやミキサー画面を広げていることが多いです。
 
でも、全体構成を見るために全トラックを並べてみたいときもあるし、いろいろとウィンドウを切り替えてると、あれさっきの画面のバランスに戻りたいのに戻れない!ってイライラする時があります。そんな時のワザです。(Protools 使用例)
 
 

ウィンドウ構成とメモリーロケーションを使う

 
 
 まず「ウィンドウ構成」で、頻繁に開くウィンドウ構成を何パターンか作成。
ミックスウィンドウや編集ウィンドウなど、よく使う場面をまるでスクリーンショットのようにウィンドウ構成に記憶させ、いつでも一番やりやすい作業画面のバランスで行き来できるようにします。
 
記憶させたい画面構成にしたら、
「ウィンドウ」メニュー > 構成 >新規構成 >名前をつける
で完了。

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ちなみに僕がよく使う構成は 
編集ウィンドウ+ミックスィンドウ
 

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MIDI編集(またはオーディオ編集)画面 + プラグイン画面

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です。
 
 
 次に、編集ウィンドウのトラック幅を小さくして全体トラック表示を記憶させたい場合は、プラスでメモリーロケーションを使います。
 
 方法はマーカーを打つ時と一緒で、Enterキーを押して新規メモリーロケーションの画面を出します。

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タイムプロパティは「なし」
ジェネラルプロパティは必要なところにチェック(ウィンドウ構成とズーム設定は必須チェック)
ウインドウ構成の右横にどの「ウィンドウ構成」を選べるかのメニューがあるので選びます。
 
 これで、編集ウィンドウのトラック幅がミディアムのバージョンと、全体が一画面で見渡せるマイクロの幅の編集ウィンドウのバージョンが一発で画面切り替えできるようになります。
 
このウィンドウ構成とメモリーロケーションの組み合わせで、細かく作業画面構成がワンクリックで切り替えられるようにるので、相当作業効率はアップできますよ。
 
 
 
おわりに
 効率化を考えることに多くの時間を使うのはとても大事です。以前はクリエイターは曲作りそのものだけに時間を割くべきだというような考えに縛りつけられていて、効率化に無頓着だった頃もあったのですが、最近では効率か改善化時間もさくようになって、かなりクオリティ管理につながるようになってきました。

休日に聴きたい、とっておきリゾートな5曲

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 今日は作曲テクニックの話はやめて、僕が休日なので休日に聴きたい5曲を独断で選びました。
 
これを聴きながらリゾート気分に浸り、ビールでも飲んでまったりと過ごします。
 
良い休日を。
 
 

パーシーフェイス「夏の日の恋」

有名な映画「避暑地の出来事」のサウンドトラック。休日感はんぱない!!
どこかで必ず聴いたことあるはず。
 
 

アントニオ・カルロス・ジョビン 「3月の雨」

ボサノバの巨匠の名曲。聴いてると気持ち良いけど演奏すると難しいんだよなぁ。
 
 

マーティン・デニークワイエット・ビレッジ」

エキゾチカという言葉がマーティンデニーの作品によって生まれました。
特徴としてリゾートで聴くような音楽に、サウンドスケープで鳥のさえずりなど自然の音がミックスされています。
 
 
 

ワルター・ワンダレイ「サマー・サンバ」

ブラジルのジャズオルガン奏者によるスタンダードボサノバ。特徴的なオルガンの音色がなんともリゾート。
この曲に限らず「レイン‥フォレスト」というアルバムは僕にとっては休日感満載。
 
 

アルマンド・トロヴァヨーリ 「女性上位時代」

イタリア映画「女性上位時代」のサウンドトラック。
ラウンジと呼ばれる音楽ジャンルの代表格。この曲もいろんなバージョンがありますが、僕にはこのバージョンが休日にはぴったりです。
 
おわり
 
 
 
 
 
 
 
 
 

映像に音楽をつける練習で実力アップ

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今日は映像音楽に慣れるための練習法について書きます。
 
 最近にDAWには映像と同期できる(DAWの中にインポートできる)ものが多いので、比較的簡単に音楽と映像のミックスが作れます。
 
 いろいろなところから映像素材を引っ張ってきて、それに音楽をつける練習は面白いしとってもタメになります。映像には一部を除いて著作権があるので作ったものは発表せずに自分の練習のためだに使いましょう。
 
 
スポーツ系
 
ドラマ系
 
ドキュメンタリー系
 
 
などジャンルが違う映像素材に対して音楽をつけていきます。
 
もともと当て込んであった音楽は、最初の段階ではできるだけ聞かないようにします。
 
 
そして映像に沿って音楽を作曲していくのです。
 
 

特に大事なポイントは2つ

 

 

どのシーンがきっかけで音楽が始まるか

例えばドラマだったら、(主人公が振り向いた瞬間)(大事なセリフを言った後、大事なナレーションの後)などです。
 

どのぐらいの厚み(エレルギー)で音楽を作曲するか

どのくらい強い音を出すかは非常に重要で、楽器編成や強弱・ボリュームに気を配る。
ピアノ単音がなっているだけで十分効果的な場合もあります。
音楽だけで聴くと退屈で、なんじゃこりゃ?なものでも映像に当て込むと素晴らしくなるものもたくさんあります。
 
 
 

もともと付いていた音楽と比べてみる

 
 ドラマや映画の場合はセリフがあるところと、セリフが少ないところもしくはないところでどんなふうに音楽が違うか、構成が違うかを聴いてみると面白いですよ。
 
また、最初から作曲に取り組むのに自信がない場合は、既存曲をチョイスした映像に貼っていくのも勉強になりますよ。実際、映画音楽の発注がある際に、監督が既存曲をラッシュ映像にはめ込んで資料として送ってくるときもあります。
 
 
 おわりに
また、感想を聞ける人がいたら感想を言ってもらいましょう。客観的視点は大事ですからね。
 
 
 

ミュージシャンに仕事を発注して得すること3つ

 

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 今日は、音楽を作るときに自分だけで完結するのでなく人に演奏を手伝ってもらうとこんな素晴らしい良いことがあるよという話です。ここで大事なのは、お友達だからタダでやってもらうのではなく、ちゃんと発注してギャラを払うということです。
 あんまりアマチュアの方でギャラを払って人に録音を頼む人はいないかも知れませんが、プロを目指すのなら進んでやった方が良いと僕は考えます。
一番最近の作曲家として多いケースは、コンペに出す楽曲の仮歌かも知れませんね。
僕の場合は、リリース予定作品の演奏をお願いすることが多いです。
 
 もちろん頼む相手はプロでなくても構いません。
それではどんな良いことがあるのでしょう?
 

自分の想像を超えた仕上がりになる

 
 自分のリリース作品に、ミュージシャンやアレンジャーの外の風を入れることによって、想像を超える仕上がりになることが多くあります。他人の経験やイメージを取り入れるわけですから想像の枠をはみ出すのは当たり前かもしれませんが、やっぱり感動します。 まれに想像をはるかに下回ることもありますが・・そんな時は次の項目で挙げる「ディレクションの勉強」だと思ってなんとかやり通します。
 
 

ディレクションの勉強になる

  
 ギャラが発生することでお互い責任感も生まれ、発注側は要望も伝えやすくなります。そこで、プレイヤーには気持ちよく演奏してもらうよう言い回しに気をつけながら、自分の表現したいことを伝えていくという作業をするわけですがこれが最初はなかなか僕の場合うまくいかなかった。
 でも何回も経験を重ねていくうちになんとなくスムーズにディレクションできるようになりました。制作者にとってこれは必須のスキルだなと思いますし、やっといて良かったと思います。
 
後、ギャラを支払うというリスクには早くから慣れた方が、今後の音楽家人生において絶対メリットがあると思いますよ。
 

発注側の 立場になることで気持ちがわかる

 
 そして、僕の考える一番の効能は、発注側の気持ちがわかるということです。
ギャラの交渉から、要望の伝え方、スケジュール管理、クオリティ管理までわりと神経を使うことが多いのがわかると思います。
 自分も発注側の立場を経験することによって、今度仕事を受ける側の時、姿勢が変わってくるのです。もうちょっと”忖度”して欲しかったなぁ・・とか。忙しくてちょっと仕事が荒いな・・とか、こんな素晴らしい仕事をしてくれるのなら次回も絶対頼もう!とか色々思うところが出てくるので、受け手としての仕事に対する考え方にも変化が出てくるでしょう。
 
 
おわりに
 
 僕も普段色々人にお願いすることがあるのですが、最初は戸惑うこともありました。
でも自分だけの力なんてたかが知れてると気づき、演奏に限らず、デザインや映像関連など今はガンガンお願いできるところはお願いするようにしています。
 
 
  

魅力的!ワイルドな汚し系プラグイン3選

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 今日はリズムループなどにかけて、歪ませて荒々しさを加えたりするのにもってこいのプラグインを3つ取り上げます。
ずっとかけっぱなしでもいいし、間奏などにトリッキーな演出をしたいときにも便利です。
 
まずは
 

SansAmp

 
老舗プラグインのSansAmpです。アンプシミュレーターの先駆けと言っていいエフェクタープラグイン。ガッツがあって派手です。
 
効果はこんな感じ。最初2小節はバイパスで、後半2小節がかかっている状態です。
BrightFuzz というプリセットを使いました。
 

 
 

ROUGHRIDER2

 
次は、AUDIODAMAGEという、名前からして汚してくれそうなメーカーのROUGHRIDER2というプラグイン。これは超ハードなコンプレッサーで過激なかけ方ができます。しかも無料!

www.audiodamage.com

最初2小節はバイパスで、後半2小節がエフェクトオン状態です。
NuclearOptioというプリセットです。
 

 
さらにROUGHRIDER2をベースにもかけてみました。ワイルドだなー。
前半2小節がバイパス、後半2小節がエフェクトオンです。
 

 

LO-FI

 
次は、Protools付属のLO-FIです。
これはディストーションやサチュレーションのつまみがあったり、サンプルレートも落とせるのでいい感じな荒さが出せます。
サンプルレートをオートメーションで動かすと面白いフィルター効果が出せるのでやってみました。
最初2小節がバイパス、次2小節エフェクトオン、その次2小節はサンプルレートにオートメーションをかけました。
OverDrivenというプリセットです。
 

 
おわりに
 なかなか面白い音が作れますよね、汚し系プラグインって。劇伴とかにも激しいシーンで結構使えそうです。他にもオーバードライブ系とか色々汚す方法はあるので試してみたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

【DTMテクニック】音の長さにとことんこだわってクオリティを上げる

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 DTM用語ではデュレーションなんて言いますが、1音の長さにこだわって打ち込みをすると驚くほどクオリティが上がります。
 以前にもベースの打ち込みの記事の時言いましたが、ノリ(グルーブ)が変わるし、曲が変わりますので、細かいところですが今まで気にしなかったという人は是非試してください。
 
 
 特にピアノ・エレピのバッキングや、ベース(これが一番大切)。
例を挙げて説明します。音の長さの単位はティックで説明します。
1拍は960ティックです。だから ♪ =480ティックですね。
 

ピアノの例

 

 
 まず220ティックのピアノバッキングの刻み。
次の50短くして170ティック。
次はさらに50短くして120ティックです。
随分と雰囲気が変わりますよね。後半に行くほど軽やかになります。
重めにしたいときは長めなデュレーションということですね。
 

ベースの例

 

 
最初は全てレガートで弾いた例。(ちなみにバッキングピアノは170ティックのバージョンです)
次は220ティックに長さを設定。ほぼ16分音符いっぱいの音価
その次は表拍はレガート気味に、裏拍は220ティックです。
同じ音を同じタイミングで引いているのにもう別曲ですよね。
もしうた物なら、歌い方もかなり違ってくるはずです。
 

ブラスの例

 
ブラスの場合、フレーズの最後の音を特に短かくするとリズムにキレが出ます。
 

  最初のフレーズの2拍め16分裏は240ティックで16分音符そのままいっぱいに伸ばした音価
 その次は同じ箇所を短めに100ティックにしました。
キレとスピード感が違います。前半のバージョンだとなんとなくだらしなくトラック全体が締まらなくなります。
 
 
 ピアノとベースの前述した例の場合は、それぞれどれが正解ということはなく、アレンジの狙いに合っていればいい話です。セクションごとにデュレーションパターンを使い分けても面白いでしょう。例えばBメロだけレガート気味に演奏するとか。
 ブラスの例に関しては、後半の例のようにフレーズ最後の音は短く切った方がファンク系ポップス系の場合良い結果になります。
 Protoolsの場合「Option + P」で30ティックづつくらい長くしたり短くしながら一番気持ち良いところを探ります。ブラスのキレには僕はこだわります。
 
 
おわりに
 
いかがでしたか?
デュレーションに気を使って打ち込むと一気にプロっぽいトラックになりますのでぜひ試してください。